当地で国民的人気を誇る漫画家マウリシオ・デ・ソウザさん(76)が2月末に刊行した『Turma de Monica Jovem』(モニカと仲間たち若者編、第43巻)に、故・手塚治虫氏の懐かしいキャラクター達が蘇った。 「緑の宝物(Tesouro Verde)」編の上巻で、鉄腕アトム、リボンの騎士、ジャングル大帝のレオがモニカ達と平和を求めてアマゾンで戦う物語だ。 84年、手塚氏が現国際交流基金サンパウロ事務所の文化専門家派遣を通じて来伯した際に、ソウザさんは初めて出会って意気投合し、「いつか一緒にアニメをつくろう」と約束を交していた。手塚氏が逝去して23年――共同制作の夢が今ようやく実を結んだ。 先月28日、ショッピングセンター・ノルチ内のサライバ書店で新刊発表記念サイン会が開かれ、会場は子供から大人まで多くのファンで賑わった。 ニッケイ新聞の取材にソウザさんは「まるで古くから知っている友人