日本のメディア芸術の振興を目的に開催される「文化庁メディア芸術祭」の巡回企画展が10月23日、札幌芸術の森センター(札幌市南区芸術の森2、TEL 011-591-0090)で始まった。 児玉幸子さんの磁性流体彫刻「モルフォタワー」 同展は、今年で15回目を迎える文化庁メディア芸術祭が培ってきた資源を基に、地域の特色ある企画によってメディア芸術を振興するイベント。札幌では初となる大規模なメディアアートの展覧会と関連企画が行われる。 テーマは「メディア芸術創造都市さっぽろ」。札幌のIT産業と創造産業、それを支える文化をより活性化し、市民文化としてメディア芸術と親しめる「創造都市」における可能性を、北海道ゆかりの同芸術祭受賞のメディア芸術家の作品を中心とした展示や映像上映、シンポジウムやワークショップなどの多彩なプログラムで探る。 北海道ゆかりの作家の展示作品は、児玉幸子さん(北海道大学理学部卒