石油輸出国機構(OPEC)最大の産油国であるサウジアラビアが原油の輸出競争で苦戦している。大消費地の中国やインド向け輸出シェアでは2016年に首位から陥落した。ロシアやイラクが低価格で攻勢をかけた結果だ。価格優先のサウジがシェア重視に転じれば、原油価格の押し下げ要因となりそうだ。経済産業省や英調査会社FGEのデータをもとに集計した。サウジの主要10市場への輸出量は計日量761万バレルだった。世
リビアで内戦が勃発した際、サウジアラビアが「我々が増産するから、心配するな」という声明を出しました。 ジム・ロジャーズやマーク・ファーバーらはすぐに「増産するわけないし、増産できない」とこのサウジアラビアのリップサービスを一笑に付しました。 僕も彼らの意見に賛成です。 石油のビジネスで最も難しいのは如何に油田を傷めずに最も効率よく、長期的に見て最も安上がりに原油を汲み上げるか?という事です。 これはちょうど氷が沢山入ったグラスのジュースを音を立てずに最後までストローで吸い上げるのと似ています。 油田は発見されて間もない間は地下に閉じ込められた原油がたっぷりあるし、圧力が高いので油井を挿しこむだけで「ぷしゅっ」と原油が噴き上がります。 しかし暫く生産を続けると油田自体の圧力は下がって来るのです。 普通、原油を採取して出来た隙間には地下水が流れ込むことでそれを埋め、言わば「1階部分が水、2階部
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