小学校でのプログラミング必修化を提唱する有識者。しかしその論理には飛躍が多く、事実に立脚しない理想論です。このままでプログラミング必修化に賛同できない理由を説明します。 「プログラミング必須化」に論理はあるか?データに立脚しているか? 2016年7月17日、日本経済新聞朝刊に、「プログラミング教育 小学校に必要か」と題した全面記事が掲載されました。必修化推進の立場から石戸奈々子氏(CANVAS理事長)、拙速な推進を戒める立場から新井紀子氏(国立情報学研究所教授)それぞれのインタビュー記事があり、新聞社による短い論考がつけられています。 「プログラミング教育」は否定しませんが、その実現性については心配してる私。この記事を読むと、心配が確信に変わりました。今のプログラミング教育推進論者の論理には大きな飛躍があります。「プログラミング教育で論理的思考を伸ばす」としていますが、プログラミング教育が