ブックマーク / www.vice.com (2)

  • 性差別的広告のパトロールに密着

    〈ブリガード・アンチセクシスト(Brigade Antisexiste, 以下ブリガード)〉の主催者のひとり、エルサ(Elsa)は、真っ赤なバンダナと、同じく赤地に、白文字で〈SEXISTE〉と書かれた小切手サイズのステッカーを配布した。 ブリガードは、2016年4月に始動した。以来、月1回のペースで活動している。ブリガードの活動内容は、ステッカーと油性ペンを手にパリを歩き回り、公共の場に掲げられた性差別的広告への異議申し立てだ。 2017年12月某日、あいにくの雨、突き刺すような寒さのなか、女性12名、男性3名がブリガードの20回目のパトロールに集まった。 ブリガードのFacebookページでは、「クリスマス目前の今、性差別的広告が店頭に並んでいます。一緒に性差別と闘いましょう」とパトロール参加への呼びかけがUPされた。 参加者がパリ1区と2区にまたがる、ヴィクトワール広場に集合する。高

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  • 死者の居場所がない香港

    2013年、ファン・ワイツン(Fung Wai-tsun)は、家族とともに、祖父の遺骨を香港から中国土に運び出した。家族は、税関の係員が骨壷の中身をドラッグと疑わないか、戦々恐々としていた。 香港住民の例に漏れず、ファンは、愛する故人の墓を香港内で見つけられず、遠く離れた場所に納骨しなくてはならなかった。 人口約740万人が暮らす中国特別行政区の香港では、現在、納骨所の需要過多が深刻な問題だ。香港内の共同公営墓地の契約料は最低で約4万円、一般人でも払える金額だが、納骨まで何年も待たなければならない。 ファンと同じく、大多数の中国人は、先祖に失礼のないよう、遺骨は然るべき場所にすぐに納めるべきだ、と信じている。 しかし、民間経営の墓地に納骨しようとすると、最低でも6000ドル(約68万円)、高ければ13万ドル(約1400万円)もの契約料を要求される。これは、ファン家のような平均的家族にとっ

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