日本とアメリカの代表的なオピニオンリーダー紙である、朝日新聞とニューヨークタイムスの麻生外相発言に関する最近の社説を徹底比較検証してみましょう。 今日は国際的メディアリテラシー実践編なのであります。 ●2月11日付け朝日新聞社説〜麻生発言 外交がとても心配だ まずは2月11日付けの朝日新聞社説から・・・ 麻生発言 外交がとても心配だ かつて日本は朝鮮半島や台湾を植民地にした。しかし、それは必ずしも悪いことではなかった。麻生外相はそう言いたくて仕方がないかのようだ。 先週末、福岡市での講演で、日本が戦後のアジア各国の発展を支えたと説くなかでこう述べた。 「日清戦争のころ、台湾という国を日本に帰属することになった時に、日本が最初にやったのは義務教育です。貧しい台湾の人々が子どもを学校にやったらカネをやるという大英断を下した」 「結果として、ものすごく教育水準があがって識字率が向上した。おかげで