【佐野史郎こう言う録】冬彦はゴジラ! 2014年5月10日15時0分 スポーツ報知 抜群の記憶力で丁寧に楽しげに語った佐野史郎 いるだけで不思議な存在感を漂わせるマルチな俳優・佐野史郎(59)が、演劇の世界に足を踏み入れて丸40年。25歳の入団から5年在籍した状況劇場(現・唐組)の唐十郎さん(74)との出会いは、映画デビュー作や“冬彦さんブーム”を巻き起こした92年の人気ドラマなどその後に大きな影響を与えた。ミュージシャン、新作の出演映画「オー!ファーザー」(24日公開、藤井道人監督)での若手俳優らとの幅広い交流についても聞いた。(角田史生、平辻哲也) 74年、島根県松江市から上京してきた佐野青年は、美学校で絵の勉強をしながら劇団結成に向けた稽古の日々を送る。「芸術表現全体に興味があった。何がなんでも有名な役者になって映画やテレビで活躍するんだって思いじゃなかったですね」。今はない渋谷の