PostgreSQLを使ってシステムを構築していると、レスポンス速度の改善が課題になってくることがあります。 そのような場合、まずはシステム自体のクエリの見直しを行ったり、PostgreSQL自体をチューニングし改善を行いますが、それでもまだ速度が物足りない場合にはハードウェア増強を検討することになります。 ハードウェア的には「ディスクのI/O性能の不足」か、「CPUの処理能力不足」のどちらかが原因となっていることが多く、きちんとボトルネックを見極めてハードウェア交換を行うことで速度改善ができたりします。 ところが著しくアクセスが多い場合や、重い処理を複数走らせたりする場合には、それでも速度に不満を感じる場面が出てきます。 そんなときの改善策の1つとして、PostgreSQLサーバを参照更新可能なマスターと参照のみのスレーブに分けたレプリケーション構成で運用し負荷分散を行う方法があります。