提案は、国連総会が武力行使を禁じる国際法違反があったと認めた場合に再輸出を解禁する内容。安保委は対応する動議と議会発議を賛成14票、反対11票で可決し、連邦議会に送付した。早ければ2月27日~3月17日の冬期議会で審議される。 安保委は声明外部リンクで「委員会の過半数は、ウクライナ支援の強化などスイスが欧州の安全保障に貢献すべきだと考えている」と述べた。兵器は紛争地域に直接送られるわけではなく第三国を経由するため、提案はスイスの中立原則に反するものではないと強調した。 スイスから購入した武器は戦争中の国に譲渡できない。スイスは昨年、ドイツやデンマークからの再輸出申請を却下し、今月11日にはスペインの申請も却下されたことが分かった。だが16~20日に開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)などで、輸出規制の見直しを求める声が高まっている。 武器輸出禁止は「間接的にロシアを利する」 軍