科学というモノサシ

ここ数か月ほど、なにやら疑似科学批判批判なるものがちょっと流行っていたようだ。 正直言ってこれ自身には興味を引かれなかったのだが、いくつかの関連エントリを読んでいて気になったことがあったのでそれを書いてみることにする。 ◆なぜ彼らはそう考えるのか 疑似科学批判批判者の多くに共通して見られる反応の一つに、 「疑似科学批判者は科学を絶対視している」 というものがある。 参考例：ニセ科学批判者は科学を絶対視しているか？ - NATROMの日記 しかし批判者側の反応は往々にして「はあ？意味不明」「んなわけないだろ」というニュアンスのものに留まり、なぜ彼らがそう感じているのかという点にまで踏み込んだものはまだ見たことが無い。 ＃これはまあ当然だ。「科学というモノサシ」を持っている人間にとっては、これは同じものを持っている人間の間なら判断基準を統一できる、客観的モノサシの一つにすぎない。別に科学者だか

[chochonmage]

いまさらですが。前に拝読したことがあったっけ。

[njamota]

「疑似科学批判者にとって、疑似科学批判とは「科学」の領域に属する」「批判対象は往々にしてその事を理解していない。そして「自分のモノサシ」を手に「疑似科学批判批判」を行っている」

[na23]

嘲笑だけでよいのだろうか、とは思う。

[webmarksjp]

幻影随

[moondriver]

全ての学校にカール・セーガン著書でも置くべき。

[RPM]

「彼らが疑似科学を受け入れるのは、それが彼らなりの何らかの主観的モノサシに適ったからである」非常に良くできたまとめ。所詮科学という形を借りた価値観のぶつかり合いなのだろう。それでも疑似科学は害悪だが。

[randompole]

「科学というモノサシ」を拒絶しつつ科学的な言葉で語らざるを得ないという苦悩には同情しないでもない。

[arrack]

「客観」による社会連帯より。「主観」による社会連帯が始まってる気がする。特に社会科学の分野で。

[graph]

結局「あっそ、じゃ勝手にしてれば」と思ったりもするのだけどニセ科学ビリーバーは不当にパイを奪って信者を増やしたりするからなあ

[kamezo]

「ニセ科学批判」批判者の悲鳴を理解したとして、さてそれでなにができるか。

[z0rac]

自他のモノサシを相対化すると云う作業を行えばいいだけだと思うのだが。/どうも科学だけを非絶対視する擬似相対化しか行われていない気がする。

[NOV1975]

だから科学という物差しを指し示す言葉を持ってこなければいいのにね。あるいは、データも数字も出さなければ、擬似科学という批判もされない。ビリーバー向け説得力は減るかも知れないけど。

[gav]

「科学者だからと言って科学以外の物事にまで同じモノサシを当てはめるわけじゃない。逆にいえば、科学に関する事柄について語るときには、このモノサシを持たない者は話をする資格は無いというか相手にされない」

[o-kojo2]

へいこうせん

[paulownia]

絶望先生

[k-takahashi]

　『彼らが疑似科学を受け入れるのは、それが彼らなりの何らかの主観的モノサシに適ったからである。』　トンデモさんの頭の中はこうなっているのではないか、との説明。

[sankaseki]

[!GTD::資料(いつか読む)]幻影随想: 科学というモノサシ

[mobanama]

いかにして疑似科学批判が被批判者に人格批判であるかのように受け取られ、アイデンティティの危機としての反応を喚起するに至るか（大げさ）。

[Gen]

科学は「生きる意味」を与えない存在だと言うことに尽きると思う/疑似科学は、科学っぽい因果の語り口に「生きる意味」を密輸入させて人々を煽動する/だから、疑似科学批判は、自分の生に対する批判だと勘違いされる

[NATROM]

疑似科学批判批判についての考察。

[maangie]

「「絶望した！科学のモノサシに絶望した！」という彼らなりの異議申し立てであり、悲鳴なのである」絶望した彼らに届く言葉はなんだろう？

[kurokuragawa]

「「科学というモノサシ」とは何かと問われれば、要は検証されたデータと数字の事である。」

[rev-9]

"絶望した！科学のモノサシに絶望した！"