NTT山本執行役員 「給与制度にメス、実力と専門性で評価」

NTT執行役員総務部門長 1992年にNTT入社。2010年以降、NTTコミュニケーションズ東北支店長として東日本大震災の復旧活動や顧客対応にあたる。14年にロンドンビジネススクールに留学し、15年に外資系キャリア向けの営業責任者を務める。17年にヒューマンリソース部長として、タレントマネジメント、ワークスタイル変革等を推進。22年6月より現職。（写真：吉成 大輔） NTTは世界で約33万人の社員を抱えています。1999年の再編時の約22万人から1.5倍に増える中で、どのような人事戦略を取ってきたのでしょうか。 NTT執行役員総務部門長・山本恭子氏（以下、山本氏）：グループ社員全体のうち、国内が約19万人で海外が約14万人です。おおよそ6対4と徐々に海外の比率が高まっています。2010年ごろから積極的に海外企業のM＆A（合併・買収）をするようになり、海外人材の多くは買収した会社にそのまま在

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“専門性を獲得し、発揮しているかなどに応じて昇格・昇給していく仕組み。専門性はデータサイエンティストなどのIT系はもちろん、マーケティングなどの営業系、法務などのコーポレート系といった幅広い分野で設定”