コラムニスト・小田嶋隆が残した功績【追悼企画】──Vol.01：内田樹

「鋭い批評性と親切心が同居する不思議な味わいがあった」小田嶋隆さんの訃報が届いたのは、禊祓いの行をしている途中だった。メールを読んでから道場に戻って行を続けた。小田嶋さんは、こういうのが大嫌いな人だったと思いながら、身勝手ながら供養のつもりで祝詞を上げた。 僕が最初に小田嶋さんの文章を読んだのは70年代終わりか80年代初めの、東京の情報誌『シティーロード』のコラムでだった。一読してファンになった。「若い世代からすごい人が出てきたな」とか「端倪すべからざる才能である」とか思って驚いたわけではない。ただ、「この人のものをもっと読みたい」とだけ思った。それだけ中毒性のある文章だった。それから彼の書くものを探して、むさぼるように読むようになった。 実際に拝顔の機会を得たのはそれから20年以上経ってからである。当時毎日新聞社にいた中野葉子さんが憲法9条をテーマにしたアンソロジーを編みたいというので僕

[BigHopeClasic]

文章の後半、内田本人が意識したのかしていないのか、どんどん小田嶋隆の文体に近づいていっている。いい追悼文だと思う。

[REV]

すごいしっくりきた。小田嶋隆らにとって、制約とは「夏の制服」のようなもので脱ぎ捨てて半ズボンになればそれは解決する。そして制服を着せようとする勢力には拒否反応を示す。ルソー的ではある。

[matone]

編集長が交代し（内田の連載も終わった）、すっかり外国のハイファッション誌に変貌したと思っていたGQのサイトにこんな文章が載るとは驚き。読み応えのある追悼文。

[Takapyon]

内田樹氏は好きではないが小田嶋氏に対する友情が嬉しい。小田嶋氏の最後を伝えてくれたことに感謝します。

[mengold]

小田嶋隆氏は確かにアルコール依存症だったが、断酒して20年以上経ってるんだから「お酒を嗜まない」と表記しても別に変ではない。

[nentaro]

小田嶋がアルコール嗜まないような文章を書いているけど、小田嶋はかつてアルコール依存症だったはず。内田の妄想文？ https://cakes.mu/series/1893

[aceraceae]

むしろ内田樹と小田嶋隆は共通点だらけな感じかな。あるときから小田嶋隆が急速に接近した。

[poko_pen]

どちらも差別的発言を勤しんでいる人だから気が合うんだね。

[kirin_tokyo]

“革命的半ズボン主義宣言”確かに買えない。区の図書館にも一冊しかない。しかも閉架だ。予約はしたが、読めるかな。

[simabuta]

『少数派であるのは、ただ、自分と同じように考える人が少なく、同じようにふるまう人が少ないという散文的な事実のことに過ぎない。少数派と多数派の間には正否の差も優劣の差もない。』

[Domino-R]

この両者が親しかったというのは意外。/小田嶋に関しては、はじめは何故ここまで簡易に簡潔に「説明」しようとするのか不思議だったな。説明に懸命になってる感じがしたのを憶えてる。それは内田や橋本とは違った。

[deep_one]

『彼の際立った個性は「それをみなさんは理解できるはずである」という部分にある』／コメントを見て。アルコール依存回復後だから酒を飲まなかった（飲めなかった）のか。

[boxmanx99]

少数派の立ち振る舞いの話が面白い。少数派であるがゆえに自らを「選ばれし者」と誤解していく傾向はよくあるもの。それは自分を守る術であるかもしれないが、ハリネズミ（比喩）になっては理解もされないものだ

[WildWideWeb]

似たような生まれ育ちだから同じ臭いを感じたんじゃないかなと思う。あと、社会に対する拗ね具合や非主流(反主流じゃなくて非主流)の自覚。自分と臭いが似てるかどうかで敵にもなるしシンパシーの対象にもなる。

[Ta-nishi]

“少数派であるのは、ただ、自分と同じように考える人が少なく、同じようにふるまう人が少ないという散文的な事実のことに過ぎない。少数派と多数派の間には正否の差も優劣の差もない”／半ズボンか。私もそうかも。

[medihen]

"少数派であるのは、ただ、自分と同じように考える人が少なく、同じようにふるまう人が少ないという散文的な事実のことに過ぎない。少数派と多数派の間には正否の差も優劣の差もない","オープンマインデッドな少数派"

[elsheep]

革命的半ズボン生活読みたい。

[saihateaxis]

小田嶋隆、昔は内田樹みたいなやつを嗤う人間だったのにな

[ashigaru]

トップの写真の面子を見て大爆笑

[miwa84]

橋本治の名前が出てきて嬉しい。革命的半ズボン主義宣言読みたいな

[airj12]

確かに批判的でありながらも伝え方が丁寧で突き放さない感じがあった

[pero_pero]

「彼の書くものは本質的に「説明」だった。」なるほど。この文章も「小田嶋という人間をみなさんは理解できるはず」と言わんばかりに説明しているなかなか洒落た追悼文だと思う

[namisk]

「私は世の『ふつうの人たち』が考えるようには考えないし、『ふつうの人たち』が用いるような言葉づかいをしないのだが、それには個人的な経緯や理由があり、それをみなさんは理解できるはずである」

[warulaw]

内田樹にしては、珍しくもったいつけない書き方してて小田嶋隆節を意識したんだろうなぁと思った。自分が死んだ時にこんな感じで追悼を書いてくれる友達何人いるかな。

[uenok69]

“革命的半ズボン主義宣言”

[Cru]

亡くなって経歴を読むまで小田嶋隆がアルコール依存症だったことを知らなかったが、内田樹と会った頃には克服してたわけだね。依存症のサバイバーは再発を防ぐために一滴も飲まない

[jnkfkt]

よい追悼企画。 4回に延長して、最後は森本あんり先生に締めていただきたい。

[satoshique]

良い文章。橋本治が亡くなっていたことを今さら思い出した。でもなんだか、少数派とか多数派とかって、すごくバカバカしいな。死ぬときはひとりだよ。

[sukekyo]

シティーロードでも書いておられたのか。知らなかった。遊撃手というPCゲーム雑誌でファミ通の桜玉吉、ゲーム批評のがっぷ獅子丸、みたいなスタンスだった。ゲームもPCも興味なさそうな文章だけどやたら面白くはあっ

[neko2bo]

そうなんだ橋本治氏を好きだったんだ。でも小田島氏と橋本氏は微妙に異なる気もするなぁ。橋本氏は自身が異端である事もどこか他人事として客観視していた様な気がする。観察の射程距離が異様に遠大というか。

[tomymot]

アル中になってからは一切飲まなくなったとたまむすびでも言ってたよ

[came8244]

この界隈はオシャレなテクニックはあるけど、根幹となる軸がない印象。ビレバン文章でオリジナリティは少ない。

[Eiichiro]

橋本治さんも好きな作家さんだったなぁ。尊敬されていたのを見てナルホドととても腑に落ちた。スーツではなくギーク側のひとなんだろうなとしっくりくる。あの文体と小気味良さは誰が引き継げるのだろう？

[takuzo1213]

よい追悼文。小田嶋氏の文章は鋭い批評でありつつもどこか柔らかさを帯びていると感じていたが、うまく言語化して解説してもらえた感がある。しかし残念。

[kazoo_oo]

“「それをみなさんは理解できるはずである」”

[liposo]

ここに追悼文載るか