長野市の善光寺から「びんずる尊者像」を持ち去ったとして窃盗の容疑で逮捕された男が、警察の取調べに「あんなものがあったら地震や事件が起きる」「どこかに埋めてやろうと思った」などと供述しているという。 どのような事件? 4月5日早朝の善光寺の防犯カメラには、男が毛布のようなもので包んだ尊者像を1人で抱え、車に積み込んで持ち去る姿が撮影されていた。警察が緊急配備を行い、事件から2時間半後に松本市内でこの車や車内の尊者像を発見し、「びんずる尊者像に恨みがあった」と語る男を逮捕した。 男の母親の話では、男は1年前に仕事を辞め、ストレスを抱え、宗教に傾倒していたような感じがあったとのことで、善光寺職員の話でも、事件当日の朝に男が職員に「びんずる尊者像」のことを「この像があるからたたりがある」などと述べていたという。 あらかじめ転売ルートを確保できていなければ転売困難な著名な像だし、「恨みがあった」とい