タグ

建築とロシアに関するfumiruiのブックマーク (2)

  • ソ連を知る本3 ソ連デザイン|露傍の石

    今回はちょっと趣向を変え、ソ連デザインに関する。 ソ連のプロダクト・デザインを語るのは少々困難で、幾つかの前提を了解しておく必要がある。 1つには、外国の製品のコピーが少なくないこと。コピーは兵器から日用品まで多岐にわたるが、もちろん、それらが外国製品のコピーであることを知る人は殆どいなかった。しかしコピーとはいえ、それらの製品とデザインがソ連市民の生活の一部であった事実は変わらない。 もう1つは、コピーであれオリジナルであれ、その製品が「生産されていること」と、「充分に流通していること」には大きな違いがある。生産効率の悪さと貧弱な流通網はソ連経済の慢性的な病理であり、工業製品の生産量は常に低い水準にあった。例えば電子レンジは1970年代末に生産が始まったが、極めて高価であった上、流通量もごく僅かだった。もし創作でソ連の一般市民の台所を描写するとしたら、そこに電子レンジがあっては不自然な

    ソ連を知る本3 ソ連デザイン|露傍の石
  • ジョージアの廃墟の町で「スターリン温泉」に入る

    1982年生まれ。ウィーンに住んでいるのに、わざわざパレスチナやらトルクメニスタンやらに出かけます。 岡田悠さんと「旅のラジオ」更新中。 前の記事:村上春樹の真似をして、僕と同じ名の場所に行く > 個人サイト ウィーンと私と、旅する子どもたち うら若き廃墟 ツカルトゥボの廃墟群を散策して気がついたのは、「廃墟としての新しさ」だ。 温泉場やサナトリウムの内装が、それなりに原型をとどめている。壁紙や電線も残っている。 草木は育っているけれど、建物をい尽くすには至らない。 古代ローマ帝国の温泉の遺跡――あれはつまり千年単位の廃墟である――と比べるなら、ここは生まれたばかりの、うら若き廃墟なのだ。 階段の一部がごっそり抜け落ちて「すべり台」状態になっている ガラスの欠片も生々しい大きさ プラスチックの洗面器すら残っている ここは脱衣所かシャワールームだったんじゃないか これは明らかに浴槽だろう

    ジョージアの廃墟の町で「スターリン温泉」に入る
  • 1