前作『天気の子』から3年を経て公開となった新海 誠監督の最新作『すずめの戸締まり』。 『君の名は。』『天気の子』でも活用されたCGレイアウトをはじめとして、本作でも3DCGは大きな役割を果たしている。 CG監督を務めた竹内良貴氏にその取り組みを聞いた。 “つくりながら考える”スタイルで外部パートナーと共にやりきる コミックス・ウェーブ・フィルム(以降、CWF)のCG班は、CGレイアウトやカメラマップ、UNENDが担当した椅子やミミズなどを除いたアセットなどを手がけた。 本作は過去の新海作品と比較しても3DCGの使用率が高いが、社内のCG班は開始当初2人だけで、最終的にも5人ほどと小規模。外部の協力会社の支えによって見ごたえのあるCG表現が実現している。 制作フローについては前作から大きな変化はないものの、会社間のやり取りが増えたため、竹内良貴氏がCG監督に立ち、各社間の連携をとった。 外注