夏も本番!夏場でも海外や北陸などの各地でマラソン大会が開催されています。暑い中レースやイベントに向けて、無理に頑張って練習量を増やしていませんか?そんな中で問題となるのが「ケガ」。今回は、ランナーのケガで特に多い「膝関節の痛み」についての対処と予防法をご紹介します。 よく起こる膝関節の障害とは? ランニングによる代表的な障害に、「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」と「鵞足炎(がそくえん)」があります。 腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)は、お尻の筋肉からももの外側を通り、膝の外側に付着しています。鵞足(がそく)とは、膝の内側に位置する、 縫工筋(ほうこうきん)、薄筋(はくきん)、半腱様筋(はんけんようきん)の腱の付着部の総称です。 「腸脛靭帯炎」「鵞足炎」は、ランニングの距離や練習回数などが増えることで頻発する慢性障害で、膝の屈伸運動を繰り返すことで起こります。主な症状は、圧痛やランニング