「伝わる文章」とはどのようなものか 私はWEB媒体の編集者/ライターをかれこれ17年ほどやっている。日本語で情報を伝えるのが仕事だ。 ジャンルとしては長文の体験レポートを中心に扱ってきた。ライトな読み物で、書くのも簡単そうだと思われるかもしれない。いやいや、そうでもないのだ。それぞれのバックグラウンドを持ち観察力に優れた書き手が、五感をフルに使い数時間かけて体験取材をすると、情報量がとんでもないことになる。それを限られた字数で読者にわかりやすく伝えるのは、実は技術のいる作業なのだ。 また、私は特に編集部の中でも新人ライターを多く担当しており、書き慣れない人が書いた文章を一緒に直し、読み手に伝わる書き方をアドバイスする経験をずっと積んできた。 そんな私が、小学生の子供の中学受験によってあらためて「伝わる文章の書き方」を見つめ直すことになった。本稿ではその経験について少し語らせてほしい。
小学校小6~中学1年まで極度に勉強ができなかった。 テストの問題文の理解ができなかったり、問題文の日本語は読めるが表現が気になってその所を何度も確認して先に進めず1問目以降白紙などもあった。 このような状態だと学校や集団塾では改善はしないだろうと感じたので、自分が勉強につきっきりになることにした。 幸い、私はある程度勉強はでき、中学レベルなら英国数ならほぼ満点はとれる。 まず、問題文を読んで頭がパンクしてしまうことに関しては、深く考えるとパンクしてしまうということなので、そのパンクの兆候がでたらその問題から離れる訓練をした。 日々の家庭学習で問題集をとかせ、それが発生しそうなら知らせてスキップする。 テストのときでも、損切して0点を防ぐ効果がでた。 そのあと、問題文でパンクする問題を一緒に説いて、問題文は何を求めているのか2人でじっくり考えるようにした。 そうすることで、問題文の表現のパタ
福島県いわき市の高坂小3年の草野駿太朗さんは、第11回算数・数学の自由研究作品コンクールで福島県最優秀賞を受けた。「トウモロコシの粒の数」を研究テーマとし、トウモロコシの粒を数えた上で必ず偶数になることをまとめた。 コンクールは理数教育研究所の主催。国内外の小中学生と高校生から作品を募集し、合わせて1万5699点の応募があった。 トウモロコシの粒(実)は、「小穂」と呼ばれる部位が成長したもので、小穂が成長する過程でそれぞれの粒が二つに分裂するため、粒は必ず偶数になる。草野さんは、母親に購入してもらったトウモロコシの粒を一個一個数えることで、この特性を証明し、研究作品としてまとめた。 贈呈式は26日、同校で行われ、草野さんは和田裕二校長から賞状を受けた。草野さんは「受賞はうれしい。身近な食べ物に着目して調べたことが評価されたと思う」と喜んだ。 和田校長は「草野さんの頑張りをたたえたい。他の児
■ 本企画の記事一覧です(週1回更新、全7回) ●提言|川上康則 学校管理職に気づいて欲しいのは「学校が子どもに合わせる時代」になったこと ●提言|児童精神科医が指摘! 発達障害の子どもと不登校の関係は? ●提言|木村泰子 「困っている子が困らなくなる学校」をつくる ●提言|赤坂真二 今、学校がすべきなのは学級経営のUD化 ●提言|授業づくりのポイントはUDL×「個別最適な学び」 ●提言|中邑賢龍 学習障害の子どもの見つけ方とICT支援 ●先進校レポート|翔和学園 ギフテッド教育の課題とは?(本記事) 2015年からギフテッド教育に取り組む 翔和学園には、小中学部、高等部、大学部があり、小中学部はフリースクール、高等部は民間の教育機関として位置づけられ、大学部は、18歳以上の支援を必要とする若者向けの障害福祉サービスを提供しています。この学園に通うのは、ADHD(注意欠陥・多動性障害) と
ダイヤモンド社と共同で行なっていた「海外投資の歩き方」のサイトが終了し、過去記事が読めなくなったので、閲覧数の多いものや、時世に適ったものを随時、このブログで再掲載していくことにします。 今回は2020年3月26日公開の「「間接的攻撃」を多用する裏攻撃による「女の子のいじめ」の研究」です(一部改変)。 ****************************************************************************************** #MeToo運動で頻繁に登場したのが、“toxic masculinity”という言葉だ。これは日本語で、「毒々しい男らしさ」と訳されている。「男はマッチョであるべき」というマチズモのことだが、そこにtoxic(毒性の)というネガティブな形容詞をつけたことで、「セクハラやドメスティックス・バイオレンス、レイプなど
DCDという発達性協調運動障害をご存じだろうか。あまり知られていないために、必要な支援を受けられずに困っている子、保護者も多いという。教員など学校現場はもとより、社会でDCDに対する認知が広がれば、生きやすくなる子どもたちがたくさんいる。DCDとは、どんな発達障害なのか。オチョのうつつ著・古荘純一監修『なわとび跳べないぶきっちょくん ただの運動オンチだと思ったらDCD(発達性協調運動障害)でした!』より一部抜粋、再構成して紹介します。 【漫画を見る】小さい頃から体の使い方が不器用だった主人公のウノくんが小学校で直面した問題 ブランコがこげない、すべり台を横向きにすべる、シャボン玉を作れない、キックバイクをこげずに倒れるなど、「それくらいよくあること」「まだ筋肉や体幹がしっかりしていないから」と見過ごされることも多いDCD。 DCDは「発達性協調運動障害」のことで、発達障害の1つのタイプです
「育児って、答えがない。何が正しいということがないですよね。よその育児を真似しても、うちが同じになることはない。100の家族に100通り、子どもの気質や持って生まれた資質があって、全部違う。本当に答えがなくて難しいって思います」 【画像】素顔の梅宮アンナさん そう語るのは梅宮アンナさん。ひとり娘の不登校体験を明かした記事は大反響を呼びました。 そんなアンナ流の「育児」について「将来」「親離れ、子離れ」「反抗期」の3つのテーマを聞きました。今回は「親離れ、子離れ」。 あれだけ大好きだったアメリカが、けんかとゴミとドラッグまみれになっていた5月初旬から50日間アメリカに滞在しました。サンフランシスコに行って、驚きました。言い方は悪いですけど、町中がゴミとジャンキーだらけなの。あの美しかったサンフランシスコが、どんよりとした町になっていて。 駐車場に止めてある車の窓が軒並み開け放してあるんですよ
高校3年生の秋に出願して12月までに進学先が決まる「年内入試」が広がっています。かつてはAO入試・推薦入試と呼ばれた総合型選抜・学校推薦型選抜を指していう言葉で、大学への志望理由書、高校時代の成績をまとめた調査書、試験会場での面接、それに大学によっては筆記試験(主に小論文)や英語民間試験の結果をまとめて大学側が合否を判断する選抜方式です。私立大では一般選抜(一般入試)の入学者が2000年の60.1%から22年は41.1%に減った一方、学校推薦型選抜は37.2%から41.1%に、総合型選抜は1.7%から15.2%に増えました。国公立大でも総合型・学校推薦型選抜による入学者数は年々増え続けています。難関大学の選抜に一般選抜と並行して準備を進め、合格を目指す生徒もたくさんいる一方で、定員割れしている大学では学生確保の手段として、学力をまったく問わない総合型選抜、希望者全員受け入れの指定校推薦を行
中学は定員に満たない、高校は県立高校残念組の受け皿――。数年前まではそんな学校だった横浜創英中学・高校(横浜市神奈川区)が、定員を増やし、第一志望者が入学する学校に変わっています。学校改革を託されたのは、東京都千代田区立麴町中学校を改革した工藤勇一校長。教育の目指すところを聞きました。(撮影/山本友来) (くどう・ゆういち)2014年から定年までの6年間、東京都千代田区立麹町中学校で校長として教育改革を断行。著書『学校の「当たり前」をやめた。生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』(時事通信出版局)は大きな話題となる。20年4月から横浜創英中学・高等学校校長に就任。学校改革と、公職、著書での発信を精力的に行っている。最新刊は『考える。動く。自由になる。15歳からの人生戦略』(実務教育出版)。 25年から新しい教育システムに ――校長に就任された頃の横浜創英は、どのような学校でしたか。
その後、いろんな方からのご意見もいただきつつ考えておりましたが、やっぱり教育データ論争はもうちょっと丁寧にやったほうがいいのでは、という結論になりつつあるので整理してとりあえずここに見解をまとめて雑文調に書いておきます。後で各方面にレクしたり、お手紙を出したり、論文にしたりするかもしれません。 結論から言うと、教育ツールとしてEdtech的なものを展開すること自体は良いと思うし、どんどん発展させて良いと思うんですが、バックグラウンドで動かす教育データの利活用という点では発展途上すぎて危険だなあという見解です。 今回、戸田市教育委員会ネタでは教育長の戸ヶ﨑勤さんのインタビューでシノドスで記事にもなり、また、東洋経済エデュでも話が出ていたうえ、教育データ利活用の有識者会議でも喋っておられました。 データ利活用というと、大きな課題として個人情報の保護を挙げる人は多い。学力調査を始めとする各種調査
気持ちは分かるのですが、子どもの能力という観点では、概ねにおいて行動遺伝学的にある程度は親から受け継がれるものがある前提で決まっていると言え、いわゆるサイコロのような完全ランダムの確率論で平均に回帰していくのだという考え方は根本から間違っています。そう見えるのは、その勝ち組が一人か二人しか子どもを生まず、その子が引いた遺伝子がたまたま「ハズレ」だっただけで、基本的には年収1,200万は上位3.4%の勝ち組とした場合は多く子どもが生まれる限り確率的には引き続き社会に勝ち組として君臨し続けます。 で、割と興味深いのは、レガシーな教育学や教育実践学な人たちの、ある種教条的な「すべての子どもたちには可能性がある」ので「(主に公教育においては)学習の機会を平等化するべき」という議論が教育データ論争とガッツリ組み合って、なぜか児童福祉で虐待や貧困から子どもを守るという子ども見守り事業へと横展開していて
毎年1~2月になると、「冬の受験シーズン、がんばれ受験生」といった言葉が世間にあふれるが、実際の大学入試は、実はお正月前にすでに半分は終わっている。私立大学は年内に57%の入学者を確保しているからだ。実に6割である。 (参考:外部サイト)ベネッセ入試結果調査③総合型選抜の志願者数は国公立、私立とも増加(Between情報サイト) http://between.shinken-ad.co.jp/hu/2021/07/nyushikekka3.html 今や大学受験において、お正月明けの大学入学共通テスト、2月上旬の私立大学の一般選抜入試、2月末の国公立大学の二次試験といった学力試験でトライする受験生は少数派となった。 国立大学であっても、「入学者の3割を書類選考・面接・小論文などで選ぶ総合型選抜・学校推薦型選抜にする」という国立大学協会の方針もあり、すでに2割の入学者がそうなっている。国公立
不登校でも出席扱いに! 〜諦めていた高校受験にチャレンジ〜 不登校の生徒は、出席日数が足りないために内申点が低くなり、受験に不利になってしまうことがあります。文部科学省が平成17年に出した「不登校児童生徒が自宅においてIT等を活用した学習活動を行った場合の指導要録上の出欠の取扱い等について」※という指針は、不登校生徒でも自宅学習を出席扱いにできるというものです。今回は、オンライン学習教材すららの「すららコーチ」として、不登校の出席扱いに携わった先生にお話を伺いました。 ※令和元年に新たに文部科学省が通知した「不登校児童生徒への支援の在り方について」が最新版となります 増加傾向にある不登校生徒への支援 先生に実際の事例を伺う前に、不登校に関する状況を整理してみましょう。 文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、令和2年度の小中学校における長期欠席者
〈コロナはただの風邪〉──。新型コロナウイルス第7波の感染拡大が続く中、こんな“陰謀論”がSNS上で勢いづいている。子どもの感染や後遺症リスクを考えれば、過小評価は禁物だ。 米CDC(疾病対策センター)が5日に公表した報告書が興味深い。0~17歳の子どもの新型コロナ後遺症…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く