【記者:Maanvi Singh】 米地質調査所(USGS)の研究員グレゴリー・ウェザービー氏は、ロッキー山脈から採取した雨水分析で、思いもよらなかったものを見つけた――プラスチックだ。「主に土や鉱物粒子が検出されると思っていた」が、発見したのは色とりどりの微小プラスチック繊維だった。 この発見をまとめた報告書「プラスチックの雨(It is raining plastic)」は、大気、水、土壌など事実上地球のあらゆる場所にプラスチックごみが大量に浸透している問題について一石を投じている。 ウェザービー氏は「目に見える以上にプラスチックが存在するということを米国の人々に知らせることが最も重要だと考えている」と話す。「雨にも、雪にも含まれており、もはや環境の一部となっている」 コロラド州一帯で採取した雨水の試料を顕微鏡で分析したところ、ビーズ状のプラスチックや破片とともに、色とりどりのプラスチ