化学調味料が嫌われる理由を見直す わたしたち日本人の和食文化は、お米の甘みやお漬物の塩味、魚介類の旨味などを中心に作られてきました。中でも旨味は、世界でも「UMAMI」の名で呼ばれており、様々な料理のだしとして和食の美味しさを支えています。昔は昆布やカツオなどからだしを時間をかけてだしを取っていましたが、科学の進歩により旨味成分の正体が分かり、旨味成分だけを大量に作ることもできるようになりました。 そうして生まれたのが旨味の調味料である「化学調味料」です。しかし、この化学調味料、「危ない」「体に悪い」などの評判とともに嫌われることが多いようです。 今日は、そんな化学調味料が本当に危険なものなのかを考え直してみたいと思います。 毛嫌い度1:「グルタミン酸ナトリウム」という名前自体が怖い 化学調味料の成分は「グルタミン酸ナトリウム」です。数字を見ると一気げんなりする”数学アレルギー”な人のごと