■波動の世界 1999年11月 ホメオパシーの理論と実践 ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー学長 由井寅子 Ⅲ 希釈と震盪 病因と症状がまた、心と物質がフラクタルな照応関係にあり、病気と同じものは自然界の動植物や鉱物そして病原体の心の中にあると考え、その心と同じ振動パターンを取り出すテクノロジーが、ホメオパシーの希釈振盪法ではないかと考えている。 物質は通常原子以上には分解しない。但し高エネルギーを加えると原子も分解し、より小さな素粒子に分解される。その素粒子ももっと小さなクォークから成り立っており、結局粒子はフラクタル(入れ子式)により微小な粒子の回転体から成り立っている。しかし単なる希釈においては原子以上に分解することはない。したがって限界希釈を無視して物質が存在しない水溶液を希釈しまくることにどんな意味があるのかという当然の質問が出てくる。 この希釈振盪過程とは物質的な希釈過程