Q&Aは、皆さんから寄せられた、有機農業のことや食べ物のことなどについての疑問や質問にお答えしているコーナーです。「これってなに?」「こんなとき、どうしたらいいの?」などなど、ふと疑問に思ったことがあったらをのぞいてみてください。少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。 をクリックすると、内容が展開・省略します。
純米酒はわずか100本に1本しかなかった! 若い頃、「日本消費者連盟」というNGO(非政府団体)のフルタイム・スタッフとして活動していたことがある。その活動の一環で、『ほんものの酒を!』(三一新書)という本をまとめた。サブタイトルは「あなたはニセモノを飲んでいる」。なんと挑発的な……、と驚かれるかもしれない。しかし、これは本当のことなのだ。 この1冊は、日本の酒改革に大きな役割を果たした。たとえば「一の蔵」「浦霞」「賀茂泉」「西の関」「香露」など、台頭しつつある本物の日本酒も紹介した。テレビCMでおなじみの大手ブランドに対抗して立ち上がった、良心的かつ挑戦的な地酒メーカーの商品だ。 これら数十の蔵の若いリーダーたちが、“純米酒ブーム”を牽引した。本書を出版した当時、市販酒で純米酒はわずかに100本に1本以下という体たらくだった。消費者の99%は“ニセ酒”を飲んでいたことになる。で
今、巷で言われている、玄米食の効能について拡大解釈や、誤ったとらえ方があるようなので詳しくご説明します。 俗説1 ビタミン、鉄分、各種ミネラルを多く含むため、頭の働きが活発になり老化予防になる。 俗説2 抗がん物質のフィチン酸が多く含まれ、発ガン防止並びに、化学物質を解毒し、速やかに体外へ排出する。 俗説1のミネラル、俗説2のフィチン酸(イノシトール6リン酸)の抗がん作用についてはその通りです。 https://www.1ginzaclinic.com/inocel/inocel.html しかし、この2つが同時に含まれるために以下の点が考えられます。 ヌカ部分に含まれているフィチン酸はミネラル(鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛など)と結合してフィチン酸塩を作ります。フィチン酸と結合したミネラルは水に溶けないため腸からの吸収が阻害されます。よって、貧血予防の為に玄米食をされている方は、逆
「太陽と水と土によっていのちは育まれる」 農薬や肥料を施すことなく 育つ野菜があります どんな生きものも 本来備わっている力で いのちを全うすることができる そんないのちで満たされた美味しさを 多くの方に知っていただきたいと思います
環境問題と食品の安全性の問題は、実のところかなり似ている。いずれも、リスクという概念をもっていることが不可欠であること、メディアの報道の影響を非常に強く受けていること、商売上「言った者勝ち」的要因が強いこと。などなどである。 今回ご紹介するのは、松永和紀さんの著書、「食卓の安全学」である。ISBN4-259-54677-5、家の光協会、1400円+税。 環境問題的な要素を含む食品問題を取り上げている著者は何人も居る。その中で、信用できる人は余り知らない。松永和紀さんはその一人。他には、と言われれば、群馬大学の高橋久仁子先生は教育学の先生。さらには、「食物とがん」のプロである東北大学の坪野吉孝先生は疫学の先生。 C先生:この本は、いささか構成が変わっている。最初は普通だ。様々な実例、例えば、「ココア」、「酒粕と味噌」が「みのもんた症候群」の例として、中国産冷凍ホンレンソウの残留農薬(クロルピ
●有機野菜は普通の野菜より発癌物質を多く含む。 発癌物質の危険性ランキング(HERP Index)を見ると,普通の食品の発癌リスクは残留農薬の発癌リスクに比べてはるかに大きいことがわかる。 【03/03/05作成】 HERP Index (Human Exposure/Rodent Potency) というHPがある。ここには発癌物質の危険性ランキングが記載されている。実際には個々の発癌物質の齧歯類の発癌性試験におけるTD50(50%の動物に癌をおこさせる量,mg/kg/day)と環境,食物などからの暴露量からヒトでの発癌リスクを推測している。 このHPの表のリスク上位にはワイン,ビール,レタス,リンゴ,マンゴーなどの食品が並んでいて興味深い。ただ,これら食品の発癌性はどう見ても過小評価されている。含まれる発癌物質を限定しすぎているためである。この表には,リンゴでの残留が問題とされた発癌物
日本人は生物は元素で出来ていないと考え,農薬や化学物質は「けがれ」と考えている。けがれに定量的な評価など適用出来ず,如何に少量でも摂取すべきではないとの妄想が生まれる。これらの考えの誤りを指摘し,農薬や化学物質の催奇形性・発癌性などの毒性と安全性,残留や環境中での挙動の真の姿に迫る。NHKなどの報道の誤りも指摘する。 このホームページは1999年12月1日に開設されました。 月に一度ぐらいは更新したいと考えています。(2006年08月18日に更新されました。) このホームページは,某化学会社に勤めていた研究者(1名,ハンドルネームはグレガリナです)が日頃農薬や有機合成化学物質について考えていることをまとめたものです。所属機関は一切関与しておりません。 報道への正しい批判は,その質の向上に不可欠です。このホームページが,暮らしの手帖の商品テストのように社会に何らかの役に立てば望外の幸せ
(07/18)私はいかにしてニセ科学批判者と呼ばれるに至ったか (07/17)産総研がバイオインフォマティクスのワークショップを開催するようです (07/12)IBMがゲノムビジネスに本格参入するらしい (07/11)ホメオパシー助産師のビタミンK2の問題が裁判になった (07/04)日本トンデモ本大賞2010オープニングムービー (07/03)トゥーリオ・シモンチーニのがん治療についてのまとめ (03/29)『「トンデモ」批判の政治性と政治の未来』にコメントしてみる (03/24)ニセ科学商品バイオラバーについてのまとめ (03/23)正しい目薬のさし方 (03/21)科学なポッドキャストをまとめて紹介してみる はじめにお読みください(1) サイエンスニュース(122) 宇宙開発・天文ニュース(78) サイエンストピックス(57) バイオニュース(155) バイオインフォマティクス(17
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