独ニュルンベルク(Nuremberg)で行われたオーガニック専門展示会「BioFach (ビオファ)」に出品された欧州連合(EU)による有機作物認定のラベルが貼られたライム(2012年2月15日撮影)。(c)AFP/DAVID EBENER 【11月3日 AFP】有機食品のほうが本当に健康に良く、高い値段に見合う価値があるのか──米国で盛んに議論されてきたこの問いへの答えは、過去40年にわたる研究を経た今も定かではない。 米スタンフォード大(Stanford University)の研究チームは今年9月、過去40年間に行われた237の研究事例について再検討した結果、有機食品は従来食品より残留農薬は少ないが、栄養価は変わらないことが分かったと発表し、この議論が蒸し返された。同研究は肉についても、有機飼育されたもののほうが健康に良いとは確認できなかったとしている。 しかし、英ニューカッスル大(