フランスのMenard工業事務所とマルセイユ大学の研究者チームが、ノイズキャンセラーのように地震波を吸収したり反射したりすることで、揺れを相殺する「地震クローキング技術」の研究を始めているという(MOTHERBOARD、論文PDF、slashdot)。 地震クローキング技術のテストとして、均質な粘土質土壌で深さ5メートル、直径0.32メートルの大きさの穴を1.73メートル間隔でグリッド状に掘り、50Hzの波が伝播する様子を観察した。その結果、グリッドが掘削された場所では波の伝搬強度が大きく低下したという。つまり、地震波が管理可能であることが分かったという。 ただし、この研究は条件が非常に限定されたものだとしている。また問題点として、波のエネルギーをリダイレクトするため、保護された領域以外の場所の地震を悪化させる可能性もあるそうだ。しかし、これは地震波を変更するメタマテリアルを使用するなどの