2012年4月13日 午前11時過ぎ。 議員会館事務所で、パソコンの電源を入れた。 本日午前8時からの文部科学部会で、著作権法の改正案が了承された。 問題は、改正案の中に「違法ダウンロードの刑事罰化」が含まれていることだ。 慎重意見を述べたのは、世耕弘成氏、小坂憲次氏、山本一太の3名だけ。 部会の幹部たちは、「前回提出しようとした法案も、手続きとしては、総務会で了承されている!」と繰り返すばかり。 最後まで残って、「自分は反対だ」と発言したが、多勢に無勢だった。 自民党が昨年の国会に提出しようとした「音楽などの私的違法ダウンロード防止法案」は、参院政策審議会(当時は山本一太政審会長)で押し返した。 「もっと時間をかけて議論すべき!」という意見が大半を占めたからだ。 その時、自分は参院の政審会長であり、党の政調会長代理も兼ねていた。 石破政調会長(当時)との間で、「参院先議の議員立法