ソフトウェアアーキテクチャメトリクス - Forkwell Library #44 での発表資料です https://forkwell.connpass.com/event/309739/ 動画: https://www.youtube.com/watch?v=C52rYX_E9bA #Forkwell_Library
最近は読書のやり方を変えてみたら知識の吸収速度・引き出し速度が上がった話 - $shibayu36->blog;に書いているやり方で読書をしている。こういう流れだ。 (1)学びたいと思った知識が書いてありそうな本を2~5冊選ぶ (2)1冊ずつざっくり読みながら、面白かった部分・気になった部分はKindleで黄色にハイライトしておく (3)全冊読み終わったら、ハイライトした部分だけ眺めて、やっぱりおもしろいと思ったところは赤のハイライトを付け直す (4)赤のハイライトを眺めて、読書ノートに転記する (5)とくにおもしろい部分については、自分の知見まとめノートにカテゴリごとに整理する しばらくこれを続けて感じたのは、結局のところ(4)〜(5)に至るまで書籍の内容が全然頭に入っていないということだ。(4)(5)の時に、はじめて「書いている内容が言いたかったのはこういうことだったのか」と頭が急に理
2023 大賞の発表! ITエンジニアのみなさんとおすすめの本を選ぶイベント「ITエンジニア本大賞2023」の第一弾のWeb投票、第二弾のプレゼン大会(オンラインイベント)が無事に終了し、プレゼン大会をご視聴されたみなさんによる最終投票で「技術書部門大賞」、「ビジネス書部門大賞」が決定しました。また、各特別ゲストによる「特別賞」も選出しました。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 保守しやすい 成長し続けるコードの書き方 出版社:技術評論社 著者:仙塲大也 投票した理由や感想などみなさんからのコメント 初級者から中級者への橋渡しとしてとても良い本だと思った。 自分の参考になったのはもちろん、会社の後輩、新人にも勧めやすい内容で非常に重宝している。 自身がスパゲティコードによるデスマーチを体験してきたので、この本が普及することによって少しでも
「医師向けの睡眠薬の本」を、素人の僕が読んだら、驚きの発見がたくさんありました。 ほとんどの医師が患者に言わない重要な事実がたくさん書かれていたのです。 河合真 『睡眠専門医がまじめに考える睡眠薬の本』以下、素人による内容紹介ですので、間違いなどありましたら、コメントで指摘いただければ、その都度修正します。 この本のタイトルは 『睡眠専門医が まじめに考える 睡眠薬の本』 で、表紙には、 世界の睡眠医学をけん引する スタンフォード大学睡眠医学センターの睡眠専門医が贈る 睡眠薬処方を・考えるときに・まず読む本! と書いてあります。 この本を患者が読むと、具体的な睡眠薬やサプリに関する驚きの情報が得られたりします。 たとえば、睡眠に効くサプリの一つにメラトニンがあります。 アメリカで大人気で、日本でも愛用者がけっこういます。 この本には、以下のような記述があります。 ラメルテオンもメラトニンも
2023年のふりかえりにも書いたように翻訳レビューを2件担当させていただきました、 レビューさせていただいた具体的な本の紹介はしかるべきタイミングでしようと思っているのですが、今回は翻訳レビューをさせてもらって感じたことや翻訳レビューをさせてもらうにあたって色々勉強させてもらったことなどを、今後翻訳レビューをやるか検討されている方の参考になればと思い書いてみます。 翻訳レビューにかかる時間 翻訳レビューをどうやってやるのか? 翻訳レビューをやる上で必要なもの 翻訳レビューをやったことで得られるもの 参考書籍 翻訳レビューにかかる時間 これは本によってまるで違います。時間に寄与する変数としては、 翻訳レビュー時点での翻訳の出来(もう世に出しても大丈夫な状態という最終チェック的な形でレビューを出すのか、一旦翻訳をしてみた状態で誤訳や誤字脱字なども幾つもある状態なのか、で全然変わってきます) ペ
今年おもしろかった本を一気に紹介します。大きめの書店が次々閉店し、人手不足や配送の問題もあって出版的には厳しい時期が続くがおもしろい本は依然として絶えない。あとゲームもいっぱいやったので、本だけでなくゲームも合わせて振り返っていこう。いつもは長くても5000文字ぐらいだが、今回は試しに合計1万文字以上書いてみたので、よかったら目次から興味あるやつにとんで読んでみてください。 SFを紹介する キム・スタンリー・ロビンスン『未来省』 N・K・ジェミシン『輝石の空』 ローラン・ビネ『文明交錯』 シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』 ジョン・スコルジー『怪獣保護協会』 『宇宙の果ての本屋』 ジョン・スラデック『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』 酉島伝法『奏で手のヌフレツン』 川端裕人『ドードー鳥と孤独鳥』 斜線
二重世界 パラレルワールド、歴史改変、身代わりのモチーフなど、世界や人間の二重性を描いた小説にも秀作が多かった年だと思います。6年ぶりの村上春樹の長編小説も話題になりました。また、ChatGPTなどの生成AIが急速に発達を遂げた年でもありました。 10 村上春樹『街とその不確かな壁』新潮社 村上はデビュー翌年に発表された「街と、その不確かな壁」(1980年)を「失敗作」と呼び、これを元に長編『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上・下)』(1985年)を書いた。今回は再々度の書き直しによって、『街とその不確かな壁』という三部構成の長編に発展させた形だ。 現実世界と「高い塔に囲まれた街」との往還を描いている。コロナ禍を経て、四十三年前の初期作をある種の“パンデミック小説”として甦らせたとも言えるだろう。憎しみ、偏見、迫害などは「伝染(うつ)る」と言った村上の同時代作家がいるが、「えや
年末ジャンボ書評、つづけて後編です。 【前編はこちら】→「年末年始に読んでほしい!読書のプロ・鴻巣友季子が熱烈におすすめする2023年の小説24作品」 古典の「リライト」と「語りなおし」 今年、英米の文学界では、アガサ・クリスティーなどの古典作品の「リライト」がいっそう大きな問題になりました。名作の「リトールド」ではなく、差別的表現とみなされそうな単語や文章を予め除去したり書き直したりして出版するのです。「古典浄化」などとも呼ばれます。 差別・偏見的表現や発想のチェックにあたるのが、「センシティビティ・リーダー」と呼ばれる人たちでする。一般文芸書には三年ほど前にアメリカで本格導入された制度で、わたしもアマンダ・ゴーマンの詩を翻訳・出版する際に初めてこのチェックを受けました。 人種、ジェンダー、社会階層などにおいて弱者、あるいは複数のマイノリティ性を持っている人が雇われることが多いようですが
ブックサンタやってみた 近所の書店のポスターで、その名前は知っていた。 ポスターからは詳細がよくわからなくて、気にするだけに留まっていたのだけど、 ブックサンタに参加した人のツイートを見たので真似することにしました。 私の動機はこれ! 自分が選んだ本が誰かに届く、というのがちょっとおもしろい感じがする 自分が小さいころは本に囲まれていたのがしあわせだった ブックサンタ公式ホームページ 店舗で参加する手順 贈りたい本を選ぶ レジに持っていく ブックサンタで贈りたい、と伝える 「かわ」を送るぞ! か わ (こどものとも絵本) 作者:加古 里子株式会社 福音館書店Amazon 思って児童書コーナーに行くと別のポスターがあって、幼児向けの本より高学年向けの本が不足しているのを知る。 作戦変更。 小さかったころ、図鑑に囲まれてしあわせだったのを思い出してこれにしました。 小学館の図鑑NEOアート 図
お久しぶりです。 ANDPADボードのプロダクトテックリードの原田(tomtwinkle)です。 「システム設計の面接試験」はいいぞ……! 的な記事が上がってきてせっかくなので書かねばと筆を執りました。 zenn.dev 「システム設計の面接試験」はいいぞ……! ! What's System Design Interview? 「Grokking Modern System Design Interview」「System Design Interview」とは主に外資企業の面接で行われるJob Interviewの対策マニュアルみたいなものです。 面接試験 と言いつつ内容は大体GoogleやAmazon, Meta(旧Facebook), Netflix, X(旧Twitter)等の大規模トラフィックを捌くシステムを構築する際どのようにシステムを設計するかという話なのでAWSのマネージ
私は本来本好きの人間であるが、最近はめっきり本を読む機会が少なくなった。技術を学ぶなら pluralsightとかのビデオのコースもあるし、Webの公式ドキュメントも充実している。よしんば本を読んでも紙ではなくKindle が多い。ブックマークもつけれるし、サーチもできるし、老眼にもやさしい。本ってもうオールドファッションのメディアじゃないだろうか? 最近本を書く機会があって、そんなことを考えたので久々にはてなのブログのほうで考えたことを書いてみたい。 本を書くべきかどうかの葛藤 私は米国のマイクロソフトで Azure Functions というサーバーレスのサービスの開発者として勤務している。アメリカで働いているので日本で本を書こうとか全く考えていなかったが、ある日文藝春秋の山本さんが突然コンタクトをとって来て「本を出しませんか」と言われた。私は普段はnoteで自分の学んだことを、自分の
先日、オライリーのSNSキャンペーンで当選して「プロダクトマネージャーのしごと 第2版 ―1日目から使える実践ガイド」をプレゼントいただいた(皆さんも根気強く申し込みましょう)。自分は普段プロダクトマネジメントを仕事としているわけではない(サポートすることはある)のだけれども、どっこい本書はそんな私にも使える、というよりむしろデジタル仕事全般について役立ちそうな本であった。どうしてそう感じたのかを説明する。 この投稿をInstagramで見る Kent Ishizawa(@agnozingdays)がシェアした投稿 「プロダクトマネージャーのしごと 第2版」の紹介 ソフトウェア業界におけるデジタルプロダクトのマネジメントをする人=プロダクトマネージャーの「やるべき事」ではなく、「気をつけるべきこと」について書かれた本である。よって、プロダクトマネジメントの方法論ではないため、プロダクトマネ
「文学は役に立たない」という人がいる。 データに基づく科学とは異なり、文学は主観的な解釈をベースとしており、客観性・再現性は低い。小説を読んでも、実用的ではないという主張だ。 そんな人に真向勝負を挑んでいるのが、本書だ。 文学作品が人の心を動かすとき、脳内で起きている変化を神経科学の視点から解き明かす。感動は主観かもしれないが、客観的に計測でき、かつ再現可能なテクノロジーだと説く。 著者はアンガス・フレッチャー[Angus Fletcher]、神経科学と文学の両方の学位を持ち、スタンフォード大学で教鞭をとり、物語が及ぼす影響を研究するシンクタンクの一人である。 『オイディプス王』『ハムレット』『羅生門』『百年の孤独』など具体的な作品を挙げて、それらが脳のどの領域にどう作用し、それがどのような効果を及ぼしているかを説明する。 もちろん、受け継がれてきた作品は、それぞれの時代背景を反映している
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