株式会社ブレインパッドの2023年新卒研修資料です。基礎統計学について扱っています。
はじめに 角度の平均を単純に計算してはいけない 突然ですが、以下の角度値の平均を求める方法をご存知でしょうか? $$ \lbrace10^\circ, 30^\circ, 350^\circ\rbrace $$ これが普通の数値データであれば、$(10 + 30 + 350) / 3 = 130$のように平均が求まります。 しかし、角度の場合は平均10°となります。図示してみると、確かに10°を中心に分布しています。 なぜ単純計算では求まらないのでしょうか? これには角度の周期性が関係しています。350°は数値上大きく見えますが、実際には0°に近い角度です。本来連続して続いているものを1周期で切断しているため、角度に対して素朴な統計処理をすることはできないのです。 角度データを扱う統計の分野を「角度統計(Circular Statistics, Directional Statistics
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