話し手:太田恵美子(高知県立美術館学芸員/石元泰博フォトセンター担当) 高校の友達に誘われたのをきっかけに、高校生ウィークに関わることになった太田恵美子さん。その後も長らく高校生ウィークに通いつづけた太田さんは、自分の興味や疑問を追求しながら活動を広げ、自分自身の進むべき道を考えてきました。そんな太田さんにとって、高校生時代に参加した高校生ウィークはどのような意味があったのでしょうか。当時から太田さんの成長を見守ってきた、森山純子さんにお話を聞いてもらいました。 出会いは、カルチャー・ショック。 だけどなんだか面白い「第三の場所」。 ― はじめて高校生ウィークに参加したのはいつですか。 太田:2003年、ワークショップ・スペースがカフェ的に開放され始めた年、 広報プロジェクトに参加したのが最初です。その時は、コンピューターでアニメーションを作るワークショップをしていて、そこでひとつ作品を