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ブックマーク / okachimachiorz.hatenablog.com (26)

  • クラウドに基幹を移行して5年超経過 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    もう5年か、まだ5年というべきかちょっと判断に迷う。大抵の業務系のシステムがクラウドを始めるのは現実的には今年来年以降になるので、今の自分達の状況は多分、今後の業務系システムをクラウド移行したユーザの近未来になると思う。ので、予想的にまとめておく。格的にクラウドを利用した業務アプリケーションの5年がどうなるかの一つの指針になるかと。 以降は別に統計データでもなんでもなく5年間を眺めてみて自分の印象。 ・障害:大規模は5年で2-3回程度。一度は業務に影響が出て客先にお詫びに行った。AWSだったけど、サポートからは「もう回復してるのでチケットクローズね」みたいな話だったと記憶している。その後は大体四半期に一回程度のN/W障害。障害は普通に起きているし、オンプレと比べてどうか、という比較では細かい障害件数は減った気はしていない。ただし、「ドカンと来るでかい障害」は確実に減った。 ・データ増加対

    クラウドに基幹を移行して5年超経過 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2017/08/13
    「クラウドという最新に思われた技術がむしろシステムの刷新の壁になるというのは皮肉なもの」壁を越えられるか否かでSI間の乖離も大きくなりそうですが、どうなりますかね。
  • 「ソフトウェアの時代」について - 急がば回れ、選ぶなら近道

    まぁなんか適当に思うことを。 ■ハードの限界の露呈 ムーアの法則の限界はITのあり方を根から変えると思う。この四半世紀、ITの現場レベルでは「困ったらハード増強」が一つの基政策であったことは間違いない。ハードウェアの進歩は結果として、IT全体のパフォーマンスを上げ、結果として社会における有用性を増した。その一方でハードウェアの高進はソフトウェアの進化を止めていた側面は確かにある。 ソフトウェアのレイヤー、とくにミドルレイヤー〜アプリケーションのレイヤーでは、通信にしろ、分散処理にしろ、DBにしろ、OSにしろ、「業界全体としてトコトンできるレベルまでやったのか?」という意味では、実際はやっていないと思う。もちろん、各セグメントではそれなりに追求はしたけど、ドカドカ、金突っ込んで全部ひっくり返すというまでには至っていない。これはIT全体に言えることだけど、ソフトウェアにコストをかけるよりも

    「ソフトウェアの時代」について - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2016/12/08
    「保険としてのSI」は確かにいい位置付け。SI業界に戻ってくればとりあえずは生きていけるというのはSI業界出身者としては実際安心感にはなります。
  • ビットコインとブロックチェーンと分散合意 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    先日、分散システムをいろいろやっているメンバーで集まって、話題のブロックチェーンとかビットコインやらの勉強会をやってので、まとめておく。 いろいろ意見はあると思うけど、勉強会では問題意識は大体、共有できたと思う。まずは、キーノートやってもらったS社のMさんに感謝申し上げます。すごくわかりやすかった。やはり分散系をやっている人からの解説は、視点とか問題意識が同じなので参考になる。 以下、自分の個人的見解。合っているかどうかはシラン。 1. 現状の「ブロックチェーンとビットコイン」(以下オリジナルとする)は、そのままでは分散合意とは関係ない。 これはクリアだと思う。端的にいうとビザンチン将軍問題とは「まったく関係ない。」 だから「ブロックチェーンとビットコイン」がビザンチン将軍問題の解決になっているという話は、まずは「まとはずれ」だと思う。現状の「ブロックチェーンとビットコイン」は、分散合意は

    ビットコインとブロックチェーンと分散合意 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2016/04/25
    言語化出来なかった違和感が落とし込まれた感じ。『改竄が困難な記録を残す』と『合意』は同意ではないんですよね。やはり。
  • Asakusa 0.8 with M3BP - 急がば回れ、選ぶなら近道

    Asakusaが新規に高速実行エンジン(M3BP)をサポートした。M3BPはメニーコア特化型のC++で実装されたDAGの実行エンジンになる。ノーチラスとFixstarsの共同開発のOSSで、単ノード・メニーコアでの「処理の高速化」に振っている。いわゆるIn-memoryの実行エンジンで、ノードのCPUコアを使い切ることを目標しており、余計な機能はすべて削った。データがサーバ・メモリーに乗るクラスのバッチ処理であれば、ほぼ物理限界までパフォーマンスをたたき出す。 http://www.asakusafw.com/release/20160412.html 実際のベンチマークは以下のwhite paperにある。 http://www.asakusafw.com/wp/wp-content/uploads/2016/04/M3forBP_WP_JA_2016Apr12.pdf ベンチマーク対象

    Asakusa 0.8 with M3BP - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2016/04/12
    エッジサーバ上での性能を絞り切るという観点でも面白いですね。Beamよりも遥かに早い段階で同コンセプトを打ち出してるのでその点でも。
  • ITは必要悪か?その2 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    大規模会社、特に社会インフラ系の会社で売上も兆に届くところでのITのあり方は、中小規模の会社とは全く違います。システム構築、とくにSI的な観点からは、実際のプロジェクト単位で見たときに大規模システムと中小規模システムを便宜的に一緒にして考察することが多いのですが、俯瞰したときのあり方は、まったくの別ものです。 大規模な会社では情報システムは、大きな組織のバックエンドの一部であると同時に、企業を動かす歯車として欠くことできない存在になっています。「ITがない」という選択肢は企業活動としてありえません。システムのあり方が大企業と中小企業では異なるため、中小企業でITの必要性という点と、大企業でのITの必要性では意味が大きく違います。明確に区別する必要があります。 ■あり方 大規模企業の内部において、情報システムはその企業が存続するための重要な機能を担っており、それなしでは企業は成立しません。大

    ITは必要悪か?その2 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2016/02/24
    「実際のところ、IT開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なもの」という言葉は偉大。海外だと標準パッケージか大鉈ふるって標準化なんでしょうけど・・
  • ITは必要悪か?その1 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    もともとは2016年の年の初めに書こうかと思っていたことですが、時間も経ってしまっていたところ、アリエルの井上さんとの対談  IT屋はバズワードを使ってはいけない……のか? (1/5):EnterpriseZine(エンタープライズジン) も あって、ちょうどいいので記録的に思うところを書いておきます。 ・前提 ここではITと言う漠然とした言い方になっていますが、日で最もマーケットの大きい、いわゆる業務システムを対象にしています。いわゆるSIの対象になるところです。と言っても一概に言えないので、売上2000億円程度の大規模企業の、下の方から、中小企業までの話にしています。売上が兆円単位の規模の社会インフラ系のシステムは、その2 ITは必要悪か?その2 - 急がば回れ、選ぶなら近道 で考えます。業務システムなのでコンシューマーものは考えてません。 ・ITは必要悪という認識 基的にユーザ企

    ITは必要悪か?その1 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2016/02/24
    徹底的に道具として扱うか、IT特化子会社を作って賭けるか。ただ書かれている通り小売流通はAmazonYahoo楽天という最強に近い布陣が控えてるので地獄を見そうです・・
  • Storage Class Memory - 急がば回れ、選ぶなら近道

    ACMの2016 Jan.の会報の記事に上がっていたので、面白かったのでちょっとまとめておきます。 http://cacm.acm.org/magazines/2016/1/195724-non-volatile-storage/abstract 前提として、SCM(Storage Class Memory)について書いておくと、いわゆる不揮発性メモリー(Non-Volatile memory)で、次世代の主流になるだろうとは言われています。DRAMまでのレイテンシーは出ていないので、DRAMのリプレースにはならないと思われる(のが今の常識)ですが、ストレージとしては最速で、一般にDiskの1000倍(3桁)は速い。が、値段は30倍と言われていますね。 ・ハイライトハイライトは以下 ・The aged-old assumption that I/O is slow and computat

    Storage Class Memory - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2016/01/21
    略してSCMと。単なるストレージとしてはとても使えないでしょうけど階層化して扱えばかみ合いますかね。ただ、クラウドベンダがIaaSとして提供するのに乗らないと初期投資が・・・
  • RSA(Rack-Scale-Architecture) - 急がば回れ、選ぶなら近道

    一応、Asakusaのアドベントカレンダーのネタです。 いろいろ今後のAsakusaの対応について、現状を踏まえて一回まとめます。 1.ビックデータの敗北 まず、現状のビックデータの現状はちゃんと踏まえておきたい。というのは、いままでの分散処理の技術革新は、クラウド・ビックデータ関連を中心で進んできたわけで、当然次の流れはその「歴史」を考慮しなければ、ビジネス的な先はないでしょう。 まず、経験的には日での「ビックデータ」の実行基盤としての大規模クラスターの展開はほぼ全滅に近いと思います。特に、日ではPByteを越えるデータはその辺に転がっているものではありません。もちろん何百台・何千台ものクラスターを構成・運用しているところもありますが、おそらく十指を越える程度でしょう。日の企業数が5万としても、99.9%の企業はそんなクラスターは持っていません。ただし、企業数が多いので結果としての

    RSA(Rack-Scale-Architecture) - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2015/12/25
    データの量に依って最適なアーキテクチャ(実行基盤)が変わり、それに追従するにはDSL的な中間層を挟むとやりやすいという話。RSAはいつ、どの位来ますかねぇ
  • Asakusa on Spark - 急がば回れ、選ぶなら近道

    Asakusa on Spark AsakusaがSpark上で動くようになりました。 Asakusa on Spark (Developer Preview) — Asakusa Framework Developer Preview 0.2.2 documentation すでに実際に番に利用しています。 ノーチラス・テクノロジーズがさくらインターネットにAsakusa Frameworkで開発した大規模データの高速処理基盤を導入し、顧客単位での精度の高い原価計算を実現高速処理基盤はApache Spark™で構築 | NAUTILUS OSSとしての公開を行いましたので、内容や位置づけをまとめておきます。例によってノーチラスは社内でいろんな意見は当然出ていますが、今回は概ね一致している感じです。 パフォーマンス 概ね「業務バッチ処理という観点で見れば、すべからくHadoopMapR

    Asakusa on Spark - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2015/07/08
    すべての処理を無理矢理Map・Reduceの形にしなければならない/Map・Reduceのタスク処理が実態としてはそれぞれが独立したjvmアプリケーションになっている がコストが大きいと。
  • データセンターの原価計算について〜「クラウド」の別側面として - 急がば回れ、選ぶなら近道

    要するにデータセンターの「原価計算」です。いろいろこのあたりに関わっています。複雑な計算ロジックと大量のデータを扱う必要があるので、大規模並列計算の適用が必須になり、結果として当方の出番になった、という状態。尚、実行基盤にHadoop(MapR)を利用しています。(一応予定ではSparkに移行するつもりで、開発も始まっています。) さて、いろいろやっていて思うところがあるので、現時点での考え方をまとめておきます。機微な部分はNDAになるので書きませんし、以下は自分の「個人的な」意見であり、特定のサービサーの話をしているわけではありません。基的にInteropで公にしゃべった話のまとめです。 ■現状認識 現在、国内DCはほぼ乱立状態に近いと思われます。ここへ来て春先のAWSの値下げのインパクトもありました。今後は、より競争的なマーケットになるでしょう。退場する企業やM&Aも活発化していくで

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    kimutansk
    kimutansk 2014/06/22
    コストモデルと、実際のサービスモデルが乖離している・・という話ですか。クラウドになって一山(ラック)いくら、とは言えなくなりましたからねぇ
  • エンタープライズという言葉に意味はあるのか? - 急がば回れ、選ぶなら近道

    「エンタープライズ」という言葉 IT業界では、一応、「エンタープライズ」という言い方があります。残念ながら明確な定義がありません。自分は「一般企業の業務系システムのIT」に対応する言い方だと思っています。大抵はこの意味で通じます。が、これでは漠然としすぎていて定義としては役に立ちません。現実の用例としては、対比的に用いられることが多く、ありがちの用法としては、特にWeb系と対比して、よりしっかりやっているとか、より硬派な仕組みを作っているとか、よりまともな産業に属しているとか、そんなニュアンスで使われます。まぁ、特に品質あたりではよく言われる言葉ですね。「それエンタープライズじゃ通用しない。」マスコミや特に雑誌でよく使われる言葉でもあります。明確な定義があることはほぼありません。 さらに、よく聞く言い方で「エンタープライズでも使われてます」という言い方があります。特にWeb系での利用がメイ

    エンタープライズという言葉に意味はあるのか? - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2014/04/30
    少なくとも、「エンタープライズだから~」という出だしで否定的な話になった場合、実質的には意味のない言葉なんでしょうねぇ。 まさに「とほほ~」です・・・
  • 2014年のSIビジネスとかそのあたり - 急がば回れ、選ぶなら近道

    というわけで2014年に突入ですが・・・ 景気が回復しつつある現状で、SIの受注も好調なようです。ユーザー企業でも多少の予算の余裕も出てくるところもあり、システム投資には多少前向きになっているところも感じます。多少のでこぼこや、業界・業種によって色合いは異なるでしょうが、今後数年は景気の回復基調はコンセンサスになりつつあるようです。IT業界も例外ではないでしょう。もたもたしているビッグデータ案件を尻目に、システムリプレースや既存改修、新規でのシステム開発もスタートしつつあり、SI業界の件数ベースは今年は昨年を確実に上回るでしょう。 とはいえ一方で不採算案件も相当増えるように見えます。結果、SIビジネスはトレンド的には案件増・売上増ですが、利益減(または横ばい)というのが実態になるかと。要するに単金はそうそう簡単にはあがりませんが、案件は増えて、人繰りが追いつかず、結果限りなく失敗に近い「よ

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    kimutansk
    kimutansk 2014/01/27
    お勧め案は非常に真っ当。とりあえず体力スキル両面で積んでおくことには変わりないと。さて、今年はどうなりますかね。
  • ノーチラス二年目終了して三年目へ - 急がば回れ、選ぶなら近道

    二年経過したので記録として置いておく感じで。 ということで気がついたら設立から二年経過していました。正直、まだ二年しか経過していないのか、という感じがします。この一年は二年分ぐらいの時間感覚でした。まじで時間経過が速すぎて死ぬかと思った。去年の今頃はAsakusaの立ち上げで、特にSI屋向けのサポートに力を入れていた時分で、今と状況がまるで違う状況でした。この一年では大きな試行錯誤を二回ほどやった感じになっていて、現在ではAsakusaの向こう側の違う方向性の模索し始めているところです。 大きな方向性としては、この一年で以下が大きく違ってきていると思います。 1.クラウド・コミットが普通になってきた、とはいえ、一方でまだまだというところも実情。元々クラウド上で構築や作業や環境の獲得は普通にやってきましたが、やはり、春先の西鉄ストアさんの基幹業務系をAWSで動かしたというのは、それなりのイン

    ノーチラス二年目終了して三年目へ - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/11/10
    レコメや不正検知等「不必要に人間の介入がない」ビッグデータビジネスの領域は業務自体を変えないので成功例が出ている、それ以外は微妙・・・と。
  • 業務系システムのクラウド適用の現状 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    2013年の夏・秋の状況の整理として記録しておきます。数年したら変わっているか、そもそも自分の仮説が違うかわかるのでそのポイントとしても記述しておきます。 4月以降、「業務系システムのクラウド化」ということで、顧客各社やマーケットへのヒアリングを行ってきています。対象はいわゆるWeb系は除いてあります。曖昧な言い方になりますが一般に「IT業界でエンタープライズ」と言われるセグメントにフォーカスしています。結果としてわかったのは、企業のクラウド利用についての意識は、言われているほどには高くはない、というのが現状です。ただし、これは一様に低い、ということではなく、かなり業界やセグメントや企業規模によって違いがあります。この違いの要因と今後どのようなところに影響するのか、というのが興味の焦点です。尚、これは自分個人の印象や某社でのヒアリングの整理のみをよりどころにしているので、たかだか200社弱

    業務系システムのクラウド適用の現状 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/09/23
    同時に巨大ユーザでもあるクラウドベンダーが技術競争のトップに躍り出る、ですか。確かに技術の種というのはそういうところから出てくるものですが。。。さてさて
  • バッチ処理を再考する - 急がば回れ、選ぶなら近道

    最近そもそもバッチ処理というものを知らない人達を見ることが多くなりました。某プロジェクトで「いや、ストプロってよくわからないんですよ。最近書いたことないし。」という話をずーっと聞いていたのですが、人はバッチ処理という意味で話していたことが後から判明した、ということがありました。 ああ、この人はSQLでのバッチ処理しか知らないのですね、とちょっと衝撃ではありました。とうとうそーゆー時代になったかと。 まず、誤解のないようにいうとバッチ処理、という言葉自体はIT固有のものではないです。生産管理や物流や、そういった業務では普通に「バッチ」という言葉をIT以外で使います。ただし意味はある程度同じで、「一定の塊を一度に処理をする」ということです。物流システムの業務要件なんかを詰めているとバッチっていうと、どっちのこと?なんて普通に聞かれたりします。その意味ではバッチの対義語がリアルタイムというのは

    バッチ処理を再考する - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/09/18
    最近の「素早く処理しますよ」というリアルタイム処理は処理完了時の時制は厳密には過去になるでしょうから、超高速バッチとイコールになる存在と
  • システムの「価値」をどう考えるのか?〜なんで人月換算基準がなくならないか、について - 急がば回れ、選ぶなら近道

    「なんで人月換算基準がなくならないか」については、これは作る側での議論が非常に多いのですが、逆側から見た議論があまりにも少ないので、自分の考えを記録しておきます。そもそも、発注した側ではシステムの価値をどう見るのか?という議論があまりにもなさ過ぎの印象があります。いくら作る側が頑張っても、発注サイドで「いやだから、結局いくらかかったか内訳見せろ」という話になった途端に、残念ながら人月単価が登場するわけで、話は振り出しに戻ります。 まず一義的にはユーザーから見たシステム開発は投資になります。確かに、毎年作っているでしょう、という話もありますが、普通は数年に一回作っては動かして、メンテナンスにモードに移行させる、という形になります。投資として、通常はキャッシュ・アウトに相当するコストで資産を認識します。リースにすれば、定常的でしょうという話もありますが、オン・ブックになった途端に普通に取得原価

    システムの「価値」をどう考えるのか?〜なんで人月換算基準がなくならないか、について - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/07/15
    規模と機能、要件からくる人月という視点でしか考えたことが無いという視野のどーしようもない狭さを悔やむ今日この頃です。ただ、視点さえあれば少しは見えそうな内容でもあります
  • TX本勉強会終了 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    先日をもって無事に読了しました。記念に記録しておきます。 読んだはこれ Transactional Information Systems: Theory, Algorithms, and the Practice of Concurrency Control and Recovery http://www.amazon.co.jp/Transactional-Information-Systems-Algorithms-Concurrency/dp/1558605088/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1370746124&sr=8-1&keywords=transactional+information+systems 始まったのが、2011年の秋からだったので、ほぼ一年半かかりました。スタート時点は10名ほどいたメンバーも徐々にいなくなり、最後は不動の4人のレギュラー

    TX本勉強会終了 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/06/23
    Jim Gray大先生の和訳版をちょこちょこ読んでるだけのヘタレなので、こういう突き抜けた方々には憧れます。分散DB本も買ってみますかねぇ・・
  • なんでもかんでもクラウドにあげるのか? - 急がば回れ、選ぶなら近道

    某エントリーの話で、「なんでもかんでもクラウド化なのか?」というお話もご意見も多数頂戴いたしまして。一応念押しですが、そういうつもりはまったくないですよ。以下、個人的な補足メモです。会社の意見ではありません。一応、会社の公式声明は「できるものは、とっとクラウド化したほうがいいですよ。」です。 クラウド化の是非については、いろいろあるでしょう。ユーザーの所属する産業毎にシステムのあり方・考え方は違うでしょうし、当然クラウド化すべきだという意見や、いやそもそも無理があるという意見もあると思います。ただ、今までのように先例がないから無理、という理屈は通用しなくなっているのが現状でしょう。その意味では無茶な理屈ではなく、普通に選択肢としてクラウド化が候補になっている、と思います。その上で、クラウド化しない、するという議論が普通にできる状態になりつつあると思います。 そんな中でいろいろ思うところをち

    なんでもかんでもクラウドにあげるのか? - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/05/26
    特定業務に特化したハード構成でない限りクラウドの方が有利・・・ということは、SI側としてはクラウドとやりあうか、乗るかのどちらかしかないんですよねぇ
  • 全IT関係者が知っておくべき「1-copy-snapshot isolation」 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    snapshot isolationを分散環境に適用する場合の「基」の内容のまとめになります。(基自分用のメモなので、間違っていたらすみません) まずワーディングの整理 ・snapshot isolation TXの分離レベルとしてのsnapshot isolation(以下SI)は、現在のRDBMSのTX管理では、ほぼ実装的にはデファクトと見ていいと思います。ただしANSIの規定のISOLATION_LEVELには定義がないので、どのあたりに位置づけるのかは、DB実装のそれぞれの取り扱いにより異なります。とはいえ、どのDBでもほぼSERIALIZABLEに近い位置づけにしているところが多いですね、というか、SI(特にSerializable SI)ぐらいでないとserializableに現実的には近づけないというのが実態かと思います。(勿論理論上はS2PLで実装は可能ですが、まぁパフ

    全IT関係者が知っておくべき「1-copy-snapshot isolation」 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/05/12
    Spanner方式使って各レプリカのTsを一致させれば、UpdateAnyware+Decentralizedでもこの位ですむ・・・わけですか。
  • 「オンプレミス・システムの終わり」の始まり〜AWSでのミッションクリティカルシステムの稼働 - 急がば回れ、選ぶなら近道

    個人的には割と大変だったので、その辺をまとめておきます。 ニュースリリースはこちら。 http://www.nautilus-technologies.com/topics/20130409.html 要するに部系バックエンド基幹システムの「一式」のクラウド移行です。完全なミッションクリティカルシステムで、止まった段階で業務に確実に影響が出ます。 システムの機能概要 1.売上の確定処理と債権管理 POSデータの直結です。売上確定処理を行います。同時に債権管理も行い、F/Bからの入金データをそのままつなぎ込み、入金処理・債権の消し込み処理を実行します。マッチングは自動処理できるものは処理を行い、ヒューリスティックなものはユーザー判断に従います。 2.仕入・費用の計上と確定処理、および支払いデータの作成 費用・在庫の計上確定処理です。当時に支払データの確定処理を行います。EDI(BMS)との

    「オンプレミス・システムの終わり」の始まり〜AWSでのミッションクリティカルシステムの稼働 - 急がば回れ、選ぶなら近道
    kimutansk
    kimutansk 2013/04/14
    クラウドは「英雄」をレバレッジする好例ですか。今後のSIは英雄がいないと立ち行かなくなるのかもしれませんね・・・