このマガジンは建築士である私が、どのような考えで建築写真を撮っているかご紹介するものとなっています。 クライアントである建築士が欲しい建築写真のポイントのヒントになればと考えています。 今回は外観写真の話。 1.外観写真を撮る下準備建築写真の依頼を受けた時に、クライアントである建築士に必ず図面を送ってもらいます。 日頃建築士として図面を描く側の仕事をしているため、図面を読んで空間を事前に把握できるのが私の売りの一つでもありますが、誰でも外観写真を上手く撮れるようになるために図面で確認すべき項目をお伝えします。 まず美しい外観写真は、順光よりの測光で建物の立体感が出る影が落ちていて、背景の空が青い状態が好まれます。 その状態を予測するために図面で確認すべき情報は、住所と方位です。 当たり前のことですが、この当たり前のことから調査、分析してベストなタイミングで撮影してこそ美しい外観写真が撮影で