まさに「令和のシンデレラ」。朝ドラでは長屋で見せる凛とした振る舞いで、お茶の間を魅了した。石川県出身の23歳。一躍、国民的ヒロインとして大輪の花を咲かせた女優の知られざる魅力に迫る。 『らんまん』での好演にお茶の間が夢中 朝ドラの放映がこんなに待ち遠しいのは、いつ以来のことか。彼女の一挙手一投足が眩しくて、ため息が漏れる。そんな人も多いに違いない。 浜辺美波(23歳)。 NHK連続テレビ小説『らんまん』で神木隆之介演じる植物学者・槙野万太郎の妻で4児の母、寿恵子を好演している。 夫の研究を支えるために東京・渋谷で「待合茶屋」を開こうと奮闘するその姿で、ただの器量良しには収まらない、女性としての芯の強さを見事に演じてみせた。 舞台となる明治中期の渋谷は、茶畑がある田舎で「あぶれ者の掃き溜め」と言われた農村地帯。そこで待合茶屋「山桃」を開こうと、寿恵子は町の住人を食事会に呼び、一席ぶった。「妄