「室戸港沿革史」に描かれた1679年当時の室津港の絵地図。この地図で最も深い場所より、20年ほど後に測られた水深の方が2メートル近く深い=高知市の高知城歴史博物館で 論文は日本自然災害学会の学会誌「自然災害科学」に2月29日付で発表した。南海トラフでの計算式は「時間予測モデル」で、古文書に記載されている港の水深の変化を基に、次の地震発生時期を予測。一方、橋本氏は2022〜23年に東京新聞と共に分析した結果を踏まえ、古文書は詳しい記録時期や場所が不明なほか、人為的に掘り下げられた可能性を指摘し、確率を見直すべきだとした。