何を争う? 参院選・都知事選 参院選が始まった。でも何か低調。「18歳から選挙権」とメディアははやし立てるけれど、若い世代はそれだけで踊れるのか? 恒例のネット党首討論では、古市「再婚」質問ばかりに話題が集まる。それでいいのか。 「憲法」「大震災」「原発」「社会福祉」「格差・貧困」「アベノミクス」……喫緊問題が目白押しだ。「低調」なんて言ってる場合じゃない。 舛添マツリと猪瀬マツリ なのに、参院選より都知事選の方がまだ注目度が高い気がする。あの舛添スキャンダルのせいだろうか。Googleでトレンド検索してみれば(図1)、2012年の石原知事辞職時はもちろん、2014年の猪瀬知事退陣時と比べても突出した関心度だ。舛添マツリと呼んでみようか。 図1 Googleトレンドによる2012年1月~2016年6月までの「舛添要一」「石原慎太郎」「猪瀬直樹」検索数推移(月ごと)。データ出所:Google