第6話 つなぐ壁 前半戦完結 登攀第5日目 2022年9月24日 メンバー 片山/折口/橋本 まだ台風14号の爪痕が残る県道7号線。通行止めで九折登山口まで行けるかわからず、前日23日に妻と子を連れドライブがてら様子を見に行く。土砂が流れた跡は随所に見られたが、登山口までは問題なく通れるようになっていた。山手本谷は台風の豪雨で洗われたのか、岩は白く、水はエメラルドグリーンに美しく輝いている。 翌24日早朝。折口にピックアップしてもらい、竹中で橋本と合流。九折登山口には05:00頃到着した。そこから例の林道を使い、山火事注意の登山口まで車で向かう、 はずだった。 しかし林道に入って間もなく異変に気が付く。つい2週間前はポルシェでも走れそうなほどきれいだった林道は見る影もなくえぐれ、あれだけ美しく整備されていた林道が、ものの数週間できれいさっぱり元の荒廃林道に戻ってしまったのだ。 林道は見事に
長期時系列調査「生活定点」から抽出した、20代男性/20代女性の特徴といえるデータを、2人の作家さんがコミック化。 普段データにふれる機会が少ない方にも、私たち博報堂生活総合研究所が行っている生活者研究を届けるべく生まれた、データをマンガにする試みです。 データの裏側には、時代を生きた人たちの声が、顔が、思いがぎゅっとつまっています。 この企画が、生活者の心に迫るデータのおもしろさを、そして、いつの時代も「若者」が持つ、新しくユニークな価値観を知るきっかけとなりましたら幸いです。 「生活定点」とは1992年から隔年で様々な生活分野についての意識や行動、価値観に関する質問を続ける長期時系列調査(訪問留置法)です。首都圏・阪神圏の20~69歳の男女を対象としています。 特徴データについて20代男性の特徴データ:20代男性と、全体もしくは男性計とのスコア差が±5ポイント以上のデータを抽出していま
紙ストローってなんか味が変になる気がするんだよね。プリントみたいな味がする。 誰かが放った紙ストローへの悪口はその喧騒へとすっと溶け込んでいった。 当たり前のように放たれている言葉だが、それは少しだけ様子がおかしい。 プリントみたいな味だなんて、プリントを食べたことがあるやつしか分からない感覚だ。それを知る人は少ない。妙なことを言うもものだと印象的だった。 昼下がりのカフェは少しだけ賑やかだ。 「なんか今日はめちゃくちゃ混んでるね!」 彼女は褐色のアイスコーヒーグラスが乗せられたトレーを両手に持ち、いそいそと対面の席に腰かけた。 「それでね、さっきの続きなんだけど、すごいのよ、マッチングアプリは」 注文前に話していた話題の続きとばかりに話し始めた。正直、まだその話題が続くのかと少し笑ってしまった。 彼女はいつも煮詰まると僕に声をかける。 前回に会ったときは離婚を考え始めた頃だっただろうか。
「安かろう悪かろう」って、取り返しがつかなくなってから気がつくんですよね。 世の中の「気をつけましょう!」なポイントを、イラストを交えて紹介。今回は経験がないゆえに「これでいいんじゃね?」と選んじゃうと、生命の危機に関わるぞ! という“もちっとした餃子”さんのツイートです。 壊れてから後悔したって遅すぎる!(イラスト:野田せいぞ) 所変われば品変わる。100均商品を過信しないで! 百均でカラビナ売ってるじゃないですか。それを山始めた人が買って使ったりするんですよ。 死にます。百均のカラビナはアクセサリー程度の強度しかありません。もし墜落した時、百均のカラビナは簡単に弾け飛びます。なんでちゃんと登山用とかフルハーネス用とか書いてあるやつ買って下さい。 (もちっとした餃子さんのツイートより) このカラビナの話、テレビ番組でも話題になりましたよね。こういった安価なカラビナは、建築現場の高所作業な
全国各地で勃発する嫁姑問題。Twitterでは3人の男の子を子育て中の秋山さんの義母ツイートが話題を呼んでいる。「孫の誕生日プレゼントは水ようかんの空き容器」「手土産にお菓子よりも現金を要求する」......そんな衝撃的な義母との終わらない戦いに挑む秋山さん。今回は「お義母さんが嫁にしたかった人」の話をお届けしよう。 義母には息子の嫁にしたかった人がいて? 義母には忘れられない人がいる 夫と私は大学1年生の春に知り合った。20歳で初めてお義母さんに会い、その数年後に結婚する。結婚の挨拶にどこかのホテルを利用した時、お義母さんはこんなことを言っていた。 「アキちゃん(夫)はあの時の子と結婚すると思っていた」 『あの時』という言葉が何を指すのか、当時の私には分からなかった。お義母さんはそれからもしばらく思い出したように『あの時の子』の名前を出した。あまりいい気分はしない。夫に話すならまだしも、
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NTTドコモは、国際標準「RFC」に準拠していないアドレスのドコモメール(@docomo.ne.jp)が、iOS14以降のメールアプリで送信できなくなる事象を確認していると発表した。対象のユーザーには、メールアドレスを変更するか、プロファイル更新するよう案内している。 iOS14以降で、アドレス内に2連続のドット(..)が含まれていたり、アットマーク前にドット(.@)が含まれているアドレスを利用している場合に、メールが送信できなくなることを確認したという。 RFCは、インターネットの標準化団体IETF(The Internet Engineering Task Force)が発行している、技術仕様をまとめた文書。2009年ごろまでに作られた日本のキャリアメールのアドレスの一部はRFCに準拠していないと以前から指摘されており、トラブルの元になると批判されていた。
日本学術会議法では、同会議を「独立」した存在と規定し、会員は「内閣総理大臣が任命する」としているが、政府は1983年に当時の中曽根総理大臣が国会で、「政府が行うのは形式的任命にすぎません。したがって、実態は各学会なり学術集団が推薦権を握っている」と答弁。あくまでも形式的な任命制であって総理に任命の拒否権はないという解釈を維持してきた。しかし、今回の問題が起きる前の2018年に、その解釈を変更し、拒否権があるという新解釈に改めたというのだ。そして、その解釈に基づき今回、宇野重規東京大教授、加藤陽子東京大教授ら6名の任命を拒否した。
これはポンポコ先生じゃなく「中の人」? が書いています。どこが違うのだと言われると困るのだけど。 すでにいくつかのメディアで報道されているように、日本学術会議が推薦した第25期の新たな会員のうち、人文・社会系35名のうち6名が、内閣総理大臣によって任命されなかったという事態が起こりました。 ぼくは新会員のひとりであり、昨日の総会に出席しました。前会長の山極寿一さんが退任挨拶の冒頭で、経緯について簡単に説明しました。新会員の名簿は何ヶ月も前から内閣府に提出されていたのに、一部を任命しない事実が知らされたのはわずか2日前だったとのことです。つまりこの決定について現会員や執行部に抗議する時間的余裕を与えない、ギリギリのタイミングで知らされたということです。 こうしたことは、日本学術会議の発足以来初めてのことです。過去においても政府と学術会議が対立したことはありましたが、任命者である総理大臣が会員
こんにちは!アルというサービスをやっている、けんすうといいます。 アルでは、「アル開発室」というコミュニティをやっておりまして、アルの開発の共有をしたり、一緒にマンガ系のプロジェクトを回したり、コラムが読めたりと楽しくやっているのですが、その中に毎週、なんでも質問していいよコーナーみたいなのがあります。 そこでの質問で多いのが「これからSNSで発信をしていって、ファンを増やしたいんですが、どうしたらいいですか?」というものです。 これについて、アル開発室内で、一度勉強会をしたのでその内容をnoteで公開しようと思います。もちろん、方法は一つじゃないと思うのですが、「こうやるのが一番、成功率が高いかな?」という個人的な方法をまとめています。 いろいろなサービスがありますが、まずは「テキストが基本になるTwitterからやる」というのがやりやすいと思うので、Twitterを前提として説明します
2020年令和2年、8月28日金曜日、午後5時。会見場に現れた安倍晋三首相は、週の初めに憲政史上最長となったばかりの第二次安倍政権の幕を降ろすと表明。辞任した。 新型コロナウィルスが蔓延し、年ベースで27.8%のマイナス成長という経済がどん底のこのタイミングで降りる理由として上げたのは持病の潰瘍性大腸炎が再発して国民の負託に耐えられない可能性があるからだとした。確かに、病気が最大の要因だろう。メディアやいわゆる識者もそれにならう。しかし、果たしてそれだけだろうか。私は、今年に入り安倍政治が確実に追い詰められていたことも辞任の大きな要因だと考える。 人事とメディアを抑え込み、法治主義や国会を軽視し、思うがままに権力を振るってきた安倍政権だったが、今年の初めからは、その終焉を予感させていた。少し振り返ってみよう。それが、誰の目にも明らかになったのは、1月末の黒川弘務東京高検検事長の定年延長問題
「We’re in business to save our home planet.」をミッションに、アウトドアウェアや食品を製造・販売しているパタゴニアの日本支社長・辻井隆行さんに、IKEUCHI ORGANICの代表取締役社長・阿部哲也が話を聞くインタビューの後編。 ※前編はこちら 後編の話題は、辻井さんの「子どもたちと話す中で気がついた話」から始まります。 「大人たちは、どうして『分かっている』のに変われないの?」 「正論を言って世界は変わる? 違うなら、大人の仕事は仕組みを作ること」 「この先の10年で、世界は少しずつ、でも劇的に変わっていくはず」と語る辻井さんの言葉の端々に散りばめられる、示唆の数々。 「未来のために、私たちは一体何をしたらいいんだろう?」そんなふうに、少しでも悩んだことのある人に読んでほしい記事ができました。 論文や書籍、映画、科学者の警告が山のように溢れ、さ
私たち『イケウチな人たち。』取材班は、よく晴れた春の朝、神奈川県・東戸塚駅前にあるパタゴニア日本本社を訪れました。 IKEUCHI ORGANICの代表取締役社長・阿部哲也が、10年来の同志であり、かつ「環境問題に積極的に取り組む先輩企業」と仰ぐパタゴニアの日本支社長・辻井隆行さんにお話を聞くために。 とはいえ、最初に正直に申し上げておきましょう。編集部があらかじめ考えていた辻井さんとのお話のテーマは、大きく「これからのイケウチオーガニックの在り方について」でした。 けれど、インタビューを始めてすぐに私たちは気がつきました。「用意していたテーマや質問項目は、今日のインタビューにおいてはあまり意味を持たないだろう」ということに。 その理由は、辻井さんが最初に話してくれた、「パタゴニア・プロビジョンズ」のビール「ロング・ルート・エール」のお話を聞くうちに鮮明に見えてきます。 「パタゴニア・プロ
この冬に亡くなった父方の祖母は、祖父の初婚の相手が病没してからの後添いで、最近は後家でもあった。 彼女が祖父と再婚したとき、すでに父も伯父も成人していたので、祖母を慕うでも疎むでもない、いわゆるおとなの距離感だった一方、私と母は祖母とずっと仲良しだった。 祖母と血縁関係がないことを知ったのは小学生時代の半ばだったが、「あ、まじ?」くらいのかんじで、祖母のことは変わらずずっと好きだった。 80歳になった頃から認知症が出始めて、以降はちょっと若返り、ずっと79歳で通した。 90歳近くになっても「80歳になったら遺言状を書く」と言い続けていたので、遺言状書くのが潜在意識レベルで億劫だったんだろう、気持ちは79歳のまま、91歳で亡くなった。 歳もとしで、生存してる知己も皆無のため、葬儀では町内会長が弔辞を読んで下さった。 会費払うくらいの活動しかしてなかった祖母に対して「〇〇地区の発展のためおおい
1994年から翌年にかけて、日本のヒップホップシーンから初めて本格的なヒット曲が生まれた。それはまず、1994年3月にリリースされたスチャダラパーと小沢健二による「今夜はブギー・バック」であり、そして同年8月リリースのEAST END×YURIの「DA.YO.NE」である。いずれの曲も、ヒップホップグループと出身ジャンルの異なる者によるコラボレーションであり、また、いきなり売れたわけではなく、地方のFM局などでかかるうち、じわじわと人気に火がついた点でも共通する。「DA.YO.NE」にいたっては、もともとインディーズのレコード会社(ファイルレコード)から出した企画物のミニアルバム『denim-ed soul』(1994年6月発売)収録の1曲にすぎなかった。 「『だよね』は売れそうだね」「おっ、だよね」 EAST END×YURIは、ヒップホップグループ・EAST ENDと、アイドルグループ
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