変化の激しいインターネットを主戦場とするサイバーエージェントは、5年前まで営業赤字から脱却できないでいた。社員が新事業に挑む意欲を失うことなく、利益を出せる企業に変貌できたのは、事業を“リーグ分け”する制度「CAJJプログラム」の成果。現在の約20事業の半数が新事業だ。 サイバーエージェントグループの事業ポートフォリオ管理の仕組みであるCAJJプログラムは、全事業をリーグ分けし、事業リーダーにリーグ昇格への意欲をかき立てている。「昇格すれば、昇格を祝うポスターがあちこちに掲示され、事業を越えてみんなから賞賛される。この仕組みはリーグごとに業績目標と達成期限が明確なので、事業責任者が部下との間で目標と方向性を共有しやすい」 こう語るのは、ブログサイト「Ameba(アメブロ)」の運営会社であるサイバーエージェントの子会社、cybozu.net(サイボウズ・ドットネット、東京・渋谷)の椿奈緒子取
流れに便乗して私がソフトウェアエンジニアになるまでにやってきたことを書いてみます。学生を想定読者にしています。進路を考える時の参考になると嬉しいです。 私は修士一年の 2010 年に Google Japan の Chrome OS チームでインターンし、 2012 年に新卒のソフトウェアエンジニアとして入社しました。現在は東京オフィスの Chrome ブラウザの開発チームにいます。インターン中や入社後の仕事については以前「就職して 6 年過ぎた」という記事に書いたのでそちらも是非見てください。 本記事では学生時代に何を学び、それがどのように現在へと繋がっていったのか紹介します。ソフトウェアエンジニアとしての能力や経験をどのように磨いてきたかが中心です。面接を含む Google 固有の話題は他の記事で十分語られているのであまり書きません。 長文です。結論だけ読みたい人は『最後に』を読んでく
こんにちは。VRプロフェッショナルアカデミーの就職担当の小柳です。今回は卒業生インタビューをお送りします。今回のゲストは第5期VRアドバンスコースを受講した在原さんです!在原さんの就職1年後の現在の仕事とVRアカデミーで学んだことについてインタビューを行いました。併せて、在原さんの上司である池田部長にも在原さんの仕事ぶりや会社の業務紹介をしていただきました。 在原さんのプロフィール >>> 東京大学経済学部卒業後、VR/ARエンジニアとして活躍することを目標にVRプロフェッショナルアカデミーに入学。アカデミー卒業後早々に株式会社インフォマティクスに入社。現在はXRエンジニアとして活躍中。 |3つのXR開発プロジェクトに関わっています ー現在のお仕事内容についてお教え下さい 在原さん:現在は主に3つのプロジェクトに関わっています。 一つ目はHoloLensとプロジェクターを組み合わせたプロ
5の「振り返り」は以下の項目を検討しておくと良いです。 Idea:アイデア。コンセプト。テーマ。元ネタ What went right:やってみて良かったこと。うまくいったところ。成功したところ。次回に生かせそうなこと What went wrong:ダメだったところ。うまく機能しなかったところ。問題点。改善すべき点 What I learned:学んだこと。効果的なゲームデザインの方法やツールの使い方、獲得したテクニックなど ちなみに最初にリンクを貼った、作ったゲームの各ページの下の方には、振り返りや作成にかかった時間などを記載しています(以下はノンフィールドRPG「OneWay RPG」を作った時の振り返り) Game A Weekで得たもの ということで「Game A Week」を行った結果、私が得たものです。 ゲームを作りながら技術検証できる ゲームを完成させたときの達成感を繰り返
PANORAでもインタビューした「キズナアイ」をはじめ、このところ3DCGがまるで生きているように動くバーチャルキャラ界隈がアツい。アニメやゲームの作品中に登場するのではなく、人格を持った一人としてYouTubeなどに動画や生放送を公開し、視聴者とともに身近な話題を楽しむというのが今風だ。 そんな界隈で先週、怒涛の勢いで知名度を上げたのが「ねこます」氏、通称「バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん」になる。にゃるら氏のブログ「根室記念館」の記事をきっかけに火がついて、わずか数日でYouTubeの登録者数が300から9000に急増するほど注目を集めている。なぜそんなに受けているのか。まずは動画を見てほしい。 そう、見た目はかわいい狐娘なのに、声が明らかに男性なのだ。それもボイスチェンジャーのような生ぬるい妥協は一切入れないという、まごうことなきストロングスタイルだ。語尾に「のじゃ」
10億円買収で話題のSkeb開発者なるがみさんに聞く、「クリエイターファースト」の開発やサービス設計の裏側と、買収の理由
本日のゲストは、ビッグデータの解析ソフトを提供する『Splunk』にてソフトウェアエンジニアを務める酒井潤さんです。 学生時代はサッカー学生日本代表としてU21の東アジア競技大会で金メダルを取得するほどの腕前を持っていたという酒井さんが、なぜエンジニアに転身し、ハワイで起業したのか。その裏に秘められたジーコ監督の教えとは何か。エンジニア・投資家・サッカー選手という3つの顔を併せ持つ男の『超戦略的生存戦略』に迫る! ▼本記事の内容 ーーーーーーーーーーーーーーーーー ・アメリカで4番目に給与が高い会社「Splunk」 ・サッカー学生日本代表からエンジニアに転身 ・英語より大事な専門スキル ・流行りはIPOホッパー ・「投資・IT・サッカー」という3つの顔 ・メッセージ / ジーコ監督の教え ーーーーーーーーーーーーーーーーー 取材動画はこちら / Podcastはこちら 酒井 潤 (Jun
SFコロニーシム『RimWorld』は不運な遭難者が荒野の惑星「リムワールド」を開拓し、アルパカとジャガイモ畑を守りぬき、宇宙船を手にして星々の海に帰るスペースオペラ西部劇である。うまくいけばの話だが。荒れ地に五体を投げ打ち、星々を眺めて望郷にひたる彼らと、喜びや悲しみを分かち合うサバイバルドラマである。明日死ぬことになろうとも。 君のゲーム歴に誇らしいトロフィーを飾りたいならば、『RimWorld』という荒野を味わうべきだ。真の挑戦がなんたるかを痛感すると請け負おう。宇宙船を自らの手で再建するなら、ウワサを聞きつけた略奪団との徹底抗戦を強いられる。難破した宇宙船までの大陸横断に挑むなら、万全を期してもまだ足りない。 本作は失敗を楽しむゲームである。それも生半可なミスではなく、しかるべき手順を踏んだ極上の結末を。調理レベルの低さが招いた食中毒。マッファロー(マフっと毛長いバッファロー)の暴
PDFとして知られるポータブル・ドキュメント・フォーマット(Portable Document Format)は、文書ファイルを扱う上で必要不可欠な文書形式です。そんなPDFの歴史について、ジャーナリストのロブ・ウォーカー氏が解説しています。 The Inside Story of How the Lowly PDF Played the Longest Game in Tech | by Rob Walker | Jan, 2021 | Marker https://marker.medium.com/the-improbable-tale-of-how-the-lowly-pdf-played-the-longest-game-in-tech-d143d2ba9abf PDFはソフトウェアメーカーのAdobeによって開発されたファイルフォーマット。Adobeによると、2020年だけで3
はじめにいらっしゃいませー!渋谷ハルです! 今回はYouTubeを伸ばすための戦略についての記事です。 どういった戦略で伸びたのかを言語化できるようにしておいたほうが自分のためにもなると思ったので、難しくて途中で筆を投げそうですが頑張ってみます。 YouTubeについて死ぬほど考え、とにかく実践を繰り返した末の知見が詰まりまくっているので、人によっては数万円出してもお釣りがくるレベルの内容だと自負しています(という流れで高額な商材として売ることもできるレベル)が、とりあえず公開当初は無料で全文読める形にしておきます。 もしかすると、後から有料にする可能性もあります。 この記事の非常に価値の高いところとして「伸び始めの時期についても書いている」ことです。 伸びたあとのYouTubeチャンネルを分析しても得られる情報は非常に少ないです。(例:既にファンが多いため1分間軽く雑談してるだけの動画で
AWSが生まれたのは、Amazonが経費削減のためにSunのサーバからHP/Linuxサーバへ切り替えたことがきっかけ。当時の社員が振り返る 1990年代後半に、米Yahoo!などに代表されるインターネット系企業の株が高騰したインターネットバブルが発生しました。 そのバブルが2000年前後にはじけると、ユーザー数の拡大を背景に資金調達をしてきた企業の多くが投資家からの資金を得られなくなり、行き詰まり始めます。 Amazon.comもそうした状況のなかで先行きを不安視された企業の1つでした。2001年4月の週刊東洋経済の記事には、最高値の10分の1程度にまで下がった株価のグラフとともに、「莫大な酸素(キャッシュ)を燃やし続けている」「2000年12月末時点で2000億円を超える債務超過だ」と記されています。 当時Amazon.comのデジタルメディア部門ディレクターであったDan Rose氏
【プロフィール】 Fringe81 執行役員 尾原和啓 Kazuhiro Obara 1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人口知能論講座修了。阪神・淡路大震災時の避難所ボランティアの経験から、仕組みやプラットフォームに強い興味を抱く。マッキンゼー・アンド・カンパニー、リクルート、Google、楽天などを経て現職。インドネシア・バリ島在住。 ▽著書 「ITビジネスの原理」(NHK出版) 「ザ・プラットフォーム:IT企業はなぜ世界を変えるのか?」(PLANETS) プラットフォームジャンキー ― 尾原さんが「プラットフォーム」に興味を持ったきっかけは? 神戸の震災が起こった時にボランティアセンターで体験した、ボランティアの方々や支援物資のマッチングです。 当時私は京都の大学院生だったのですが、バイク乗りだったので震災の翌日にボランティアとして現地に入ったんです。すると、ちょっとした違
こちらはグロービスアドベントカレンダー25日目の記事です。グロービスは国内では最大規模のビジネススクール/経営大学院を運営している会社で、私自身もグロービス経営大学院のMBAに通っているので、この記事では私が学んだMBAスキルの中でエンジニアの皆さんにも役に立つであろう知識・フレームワークをピックアップしてご紹介します。 1. 正しい意思決定をするスキル まずは正しい意思決定をする為のスキルです。顧客が本当に欲しかったものを作り上げる為にも、エンジニア側も交渉力・調整力を持つ事が重要です。 1-1. 交渉力としての「ZOPA」と「BATNA」 ZOPA(ゾーパ)とBATNA(バトナ)と呼びます。ZOPAは Zone Of Possible Agreement の略で、お互いに交渉が締結できる範囲のことを示し、BATNAは Best Alternative To Negotiated Agr
50代文系副社長、AI学んで1000時間 1人で作ったアプリが大手食品メーカー採用に至るまでの軌跡(1/3 ページ) 「もしかしたら、経営よりも研究やエンジニアの方が天職に近いのかもしれない」──そうはにかむのは、商品パッケージのリサーチとデザインを手掛けるプラグ(東京都千代田区)の坂元英樹副社長だ。50代の文系出身。もともとは市場調査会社の社長だったが、デザイン会社と合併して今に至る。 プラグは現在、パッケージのデザインを評価するAIサービス「パッケージデザインAI」を展開している。すでにカルビーやネスレ日本など、大手食品メーカーがパッケージデザインAIを活用した商品を販売中だ。 このAIサービスは、東京大学との共同研究ではあるもの、実は坂元さんが1人でプログラミングからAIの実装までこなしたという。 始める前は「Pythonも知らない状態だった」という坂元さん。そこからどうやってAIサ
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