遠く離れていても油断大敵 「本日、台風〇号が発生しました」というニュースが飛び込んでくると、多くの人が次の週の出張やレジャーの予定がどうなるか、ソワソワするのではないだろうか。台風が接近・上陸すれば交通機関はストップするため、出張や旅行の予定は中止せざるを得ない。しかし、「台風が発生したといってもまだまだ近くまで来てないし、予報も晴れだから、近場のビーチでの海水浴には行けそうだな」と思って決行してしまうと、後悔するかもしれない。というのも、台風が遠くにあったとしても波は高くなるからだ。このような、遠く離れた台風や低気圧による波は「うねり」と呼ばれている。 うねりは強い風によって発生する「風浪」とは少し波の性質が違う。風浪は波の周期が短く、波の形がとがっているが、うねりは波の周期が長く、波の形が丸い。うねりの見た目は一見たいしたことはなさそうだが、沿岸で急に波が高くなるため、波にさらわれる事