日本航空(JAL/JL、9201)と三菱重工業(7011)は5月7日、航空機の被雷を高精度で予測できる被雷回避判断支援サービス「Lilac(ライラック)」の使用契約を4月2日に締結したと発表した。両社の共同研究で開発した技術を活用したもので、パイロットは操縦席から見える雷雲と機上レーダーを、地上から受信したプレーンテキストで表現する「アスキーアート」と重ね合わせ、経路を選定できるようになった。 LilacはAI(人工知能)を活用した被雷回避を判断する支援サービスで、4月から国内空港で運用を開始した。被雷予測リポートを地上運航従事者からパイロットへ情報を提供する。離着陸時はパイロットの操縦操作が煩雑で、インターネットを使用したWeb用の雷雲イメージの確認が困難なことから、情報はプレーンテキストの「アスキーアート」で提供。操縦室と地上との空地通信システム「ACARS(Aircraft Comm