IPAより8年ぶりに非機能要求グレードの更新版がリリースされました。 しかし、この非機能要求グレードは使ってはいけません。 その理由を綴っていきます。 全体 経営者目線を無視 システムは経営者・経営陣が、システムから何らかの便益を得るために投資するものです。 非機能要求グレードの多くの項目はコストに直接影響してくるものです。 コストに直接影響するものであるにも関わらず、経営サイドからすると何のために・なぜ投資するのか理解できない仕様になっています。 リスクが漏れる 非機能要求は、リスクへの対応です。漏れのある知識集的なデータベースだと、個別のプロジェクトに対応できず、漏れが出てきてしまいます。 また、最も危険なことは、この非機能要求グレードを使うことでリスクへの対応を”やったつもりになる”ことです。 費用対効果が計れない 費用をかけるということは費用対効果が検討できなければなりません。洋服