陸上自衛隊は1日、東日本大震災で岩手県に災害派遣されていた第2特科連隊(北海道・旭川駐屯地)所属の50代男性の陸曹長が同日午前に死亡したと発表した。東日本大震災で災害派遣されている隊員の死亡は初めて。 陸自によると、陸曹長は3月31日朝、体調の異常を訴え、盛岡市内の病院に搬送された。救命措置を受けたが、4月1日午前11時半ごろ死亡が確認された。 3月12日に旭川駐屯地を出発し、行方不明者の捜索やがれきの除去などを担当していたという。3月30日から現場での任務を一時的に離れ、数日間の休養に入っていた。