ブックマーク / hb.matsumoto-r.jp (138)

  • エンジニアや研究者からマネージャーや経営者になる時の不安について - 人間とウェブの未来

    自分は元々とにかく技術志向のエンジニアであり研究者であった。とにかくコードを書いたり論文を書いたりすることが生き甲斐であった。 そんな自分が数年前に色々考えた結果、マネージャーや経営者の道を志すようになったのだが、その際によく聞かれることがある。「技術を中心にやれなくなる不安や葛藤はなかったんですか?」と。 その答えとしては「その不安や葛藤はない」である。なぜかというと、マネージャーや経営者に強烈な専門性を感じているからだ。勉強すればするほど、あれ、これはエンジニアや研究者の時にやっていた学び方とほとんど変わらないのではないか、と思えているからである。 おそらく僕自身も、かつてはマネージャーや経営者に専門性を見出せておらず、エンジニアからそうなることは考えてもいなかった。むしろ、技術者としての諦めのような風に捉えていたかもしれない。しかし、自分がそこに身を置くにつれて、全くもって雰囲気で適

    エンジニアや研究者からマネージャーや経営者になる時の不安について - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2022/11/02
    200usersゲット! / あ、筆者です!
  • 家族やプライベートを犠牲にして仕事や実績を得ていたことから目を背けられなくなった件

    新型コロナウィルスの影響によって、急激に働き方が変わってきた。コロナ禍の初期、大体1年目においては、まだタイトルのような「家族やプライベートを犠牲にして仕事や実績を得ていた」ことから目をそむけることができていたし、なんとなくモヤモヤしていたけれど、そのような考えにある種至っていないような感覚であった。 コロナ禍の初期は、働き方が一気にオフラインからオンラインになって、出張や勤務など多くの時間的な制約から解き放たれ、随分と様々なオンラインの取り組みやコミュニケーションに参加しやすくなった。また、そのタイミングで僕はInfraStudyと呼んでいる大規模オンライン勉強会を企画し、運営してきた。 そういった様々なオンライン上の取り組みの中で「オフラインだったら夜の勉強会や懇親会に参加できるけれど、オンラインだったら家族もいるし難しい」といったような話を聞くことが増えてきた。その時僕は、正直、なぜ

    家族やプライベートを犠牲にして仕事や実績を得ていたことから目を背けられなくなった件
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2021/11/12
    書いた / 文章酷すぎて泣きながら修正しています
  • コロナ禍で自分の能動的行動が失われて気付いたこと - 人間とウェブの未来

    今週は夏休みなのですが、久々にコロナ禍の1年半を通して自分が色々考えたことをつらつらと書いてみようと思います。 コロナ禍になって最初の半年ぐらい、2020年の夏頃まではある程度これまで通り自分の研究を続けたり、毎日研究のコードを書いたりできていました。もちろん、自分は研究者であるので、ある程度裁量がある一方で、自ら能動的に新しい研究を続けることが仕事でもあるからです。その辺りはもう一つのブログを日誌にしているので今見てもよくわかります。 ところがその辺りから、どうもこれまで当たり前にやり続けてきたことに対して手が動かなくなってきました。これまで、研究をしたりコードを書くことは楽しくて、何のためにと考える前に、国際会議が次々ときたり、国内のアカデミアの活動が波のように押し寄せるので、それに乗り続けられるように自然と行動し続けていました。しかし、コロナ禍でその波がそもそも来なくなってしまいまし

    コロナ禍で自分の能動的行動が失われて気付いたこと - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2021/08/18
    セルフはてブ忘れてた / 書いた
  • プロセスのオーナ情報をTCPオプションヘッダに書き込むに至った背景とアプローチの補足 - 人間とウェブの未来

    hb.matsumoto-r.jp 上記のリンクの昨日書いた記事のスコープや前提、及び、ユースケースがわかりにくかったので、以下にそれらをもう少し詳細に書こうと思います。コメントやアドバイスをすでに頂いた方はありがとうございます。 まず、この手法にいたった課題について説明してきます。 これまでWebホスティングサービス(レンタルサーバ)のように、WordPressのようなWebアプリケーションを配置するための領域(一般ユーザで利用するテナント)を貸し出すようなプラットフォームサービスにおいて、低価格化を実現するために単一のサーバにどれだけ高集積にテナントを収容するかという検討がなされてきました。 そんな中、テナント単位でプロセスを用意したり、IPアドレスをはじめとした個別リソースの紐付けを極力行わずに、共有のデータベースミドルウェアを使い、できるだけリソースを共有するような方式、例えばAp

    プロセスのオーナ情報をTCPオプションヘッダに書き込むに至った背景とアプローチの補足 - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2020/06/05
    昨日の記事が雑だったのもう少し細かい背景や課題について書いた
  • 新たにカーネルでTCPオプションヘッダに書き込んだ情報をTCPセッション確立時にユーザランドでどう取得すべきか - 人間とウェブの未来

    追記:2020-06-05 このエントリの背景が雑だったので以下に補足記事を書きました。先にこちらに目を通していただいた方が良いかもしれません。 https://hb.matsumoto-r.jp/entry/2020/06/05/110709 speakerdeck.com 今tcprivというソフトウェアを開発しているのだが、細かい内容については上記のスライドを見てもらうとして、やりたいことは、TCPセッションを確立するプロセスのオーナ情報を接続先のプロセスで透過的に検証するという処理である。 github.com 以下ではその実装の概要を紹介しつつ、今検討していることについてお話したい。 接続元プロセスは一般ユーザを想定しており、脆弱性などによって悪意のあるユーザにのっとられることもありうるし、とあるプロセスが利用する認証情報も漏れることがあることを想定している。 しかし、情報が漏れ

    新たにカーネルでTCPオプションヘッダに書き込んだ情報をTCPセッション確立時にユーザランドでどう取得すべきか - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2020/06/04
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  • 論文のrejectという希望 - 人間とウェブの未来

    ここ2、3年で目標としていた、IEEE Computer SocietyのFlagship Conferenceの一つとされているCOMPSAC 2020のメインシンポジウムに、ファーストオーサの論文がフルペーパーで採録されました。 送られてきたメールによると、今回のメインシンポジウムのフルペーパ採録は24%以下ということで、昨年の250程度の投稿論文があることを考えると、全体のフルペーパ採録は60程度になるかと予想できます。去年はCOMPSACのメインシンポジウムにショートペーパとしてファーストオーサの論文が1採録、ラストオーサの論文がショートペーパで1、併設ワークショップに1という実績でした。 さらに、2年前は未だに当時のショックを覚えているぐらいに、メインシンポジウムでの査読でフルボッコの査読結果を頂き、なんとか気を持ち直してワークショップに通すことができた、ぐらいの実績で

    論文のrejectという希望 - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2020/04/09
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  • さくらインターネットに入社して1年が経ちました - 人間とウェブの未来

    当にあった言う間に、2018年11月にさくらインターネットに入社してからちょうど1年が経ちました。 hb.matsumoto-r.jp 随分と活動が海外に広がり、異様に優秀な研究所のメンバーに刺激を受けて、毎日がとても楽しいですし、これからさらに楽しくなっていく話ばかりです。自分の研究のキューも沢山ありますが地道に頑張ります。 この1年は、さくらインターネット研究所がチームとして機能するように研究開発の取り組み方などにアプローチしてきました。チーム設計が落ち着いてきてから特に意識していることは、自分ができることは共有したりレビューして伝えつつ、世界に目を向けて自分ができていないことを先回りして挑戦・調査することです。そんなことを継続してやっています。 とういうこうことで、入社後印象的だったことをまとめてみようと思います。 さくらインターネット研究所におけるフォロワーシップ さくらインター

    さくらインターネットに入社して1年が経ちました - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2019/11/05
    色々振り返りつつ特徴的なことを書いた
  • 非厳密計算で確率的に解釈するコンピューティングへの流れ - 人間とウェブの未来

    ここ数ヶ月、沢山の国際会議や自分の専門分野外のトップカンファレンスに採録されるような多種多様な研究発表を聞いていた。そんな中、自分の中で各発表に共通するコンピューティングの流れみたいなものが少し見えてきた気がするのでメモしておく。 機械学習やコンピュータビジョン、ヒューマンインターフェース、コンピュータセキュリティ、計算機アーキテクチャ、量子コンピューティング等のトップカンファレンス発表報告を聞く中で、印象的だったのは、まさに新しい発見という研究もある中で、もはや枯れた技術で確立されたアーキテクチャにおいて、新たな貢献を示す研究があったことだ。例えばデータベースにおけるメモリ管理の話やCPUのパイプライン処理の効率化、スパコンの文脈におけるネットワーク通信の高速化の話など、いずれも登壇者が冒頭で随分と研究されてきた確立されたテーマであることを述べていた。 そういった確立された領域の中で、ど

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    matsumoto_r 2019/09/06
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  • ラストオーサーとしての国際会議投稿やジャーナル執筆のサポートについて - 人間とウェブの未来

    先日、アメリカのミルウォーキーで開催されたIEEE Computer SocietyのフラッグシップカンファレンスとされているCOMPSAC 2019に参加・登壇してきました。 ファーストオーサーの論文をメインシンポジウムのNCIWにショートペーパーとして1、ラストオーサーとしての共著の論文を同じくNCIWにショートペーパーとして1、併設ワークショップのNETSAPに1の計3の論文を通したことになります。採択率などについては、ゆううきさんの論文に詳細が書かれているのでそちらを見て頂くとして、257の投稿の中でフルペーパー63の採択率24.5%、ショートペーパー50というデータを踏まえると、なかなか頑張ったのではないかと思います。 そこで、ファーストオーサーの発表については、以下の記事で十分に触れられているので、僕は共著としてどのようにやっているかについて紹介しようと思います。

    ラストオーサーとしての国際会議投稿やジャーナル執筆のサポートについて - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2019/07/30
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  • viを:wqや:q!、あるいはZZで終了するのとではどちらが効率的か - 人間とウェブの未来

    後ろの方に追記をいくつか書いているのでそちらも是非参照ください 今日さくらインターネット研究所の雑談タイムで、viの終了時には:wqや:q!とかで終了するよりもZZで終了すべき、という話題が出た。 ここで簡単に整理しておくと、 :wqはファイルを上書き保存して終了 :qは上書きせずに終了 ZZ はファイルに変更があれば保存して終了、なければ上書きせずに終了 というコマンドである。 最初はZZ便利だよなぁと思っていたけど、確か過去にZZだとやりにくいところがあって使うのをやめた記憶があった。それで色々話をしていると、やっぱりZZを使った方が良いケースが思いつかなかった。 そこで、ZZいらんでしょ、などと発言したりしていたのだった。 といのうも、僕のviの終了するパターンとしては、 まず:qを押す 変更がなければそのまま終了、変更があれば変更があるよとwarningが出て終了できない warn

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    matsumoto_r 2019/06/25
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  • 自分の研究開発に自信を持つためには - 人間とウェブの未来

    「松さんは、自分の研究は良いものだと迷いなく自信を持って研究している」と言われることがある。しかし実は、僕は来コンプレックスが非常に強く、自分の研究が学術で通用するなんて思えなくて、とにかく保険をかけた発言や言い訳めいたことを枕詞にして話していた時期があった。でもそれは、コンプレックスを隠すためだけではなかった。 そういう発言を枕詞にし、所謂保険をかけるように自分を自嘲した発言をすることによって、そんなことを言わなくても良いようなスキルを身につけるための努力をすることすら誤魔化して、自分の気持ちを正当化していたことに気づいたのだった。これを続けていたら当にまずい、そのように発言をする気持ちの底には、自分はここで認められるような人になりたい、そのためにもっとスキルを身に付けたい、という気持ちや自分の理想像があるはずだった。しかし、それとのギャップがあることが怖かったり、周りから指摘され

    自分の研究開発に自信を持つためには - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2019/05/18
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  • 現場の技術を知らずに研究するコンプレックスについて - 人間とウェブの未来

    僕は大学時代に研究を続けたかったのだけど、当時アルバイトとして働いていたレンタルサーバー会社の中の取り組みがとても高度に思えて、こういう状況を知らずに研究を続けるのは怖いと思って、大学院に行かずに就職した。そして、3年後になんとか大学院に再び入り直すことができたし、博士課程での研究では随分と会社で学んだ運用技術をネタにした研究をすることができた。 これまで、僕は運用技術をネタに研究をやってきたのだが、研究に専念すればするほど、その経過時間だけ新たな運用技術の時代背景や細部も変化していき、それを個人としてうまくキャッチアップして研究につなげていくことが非常に困難であることに数年前から気づき始めた。でも、自分自身はそれを素直に受け入れることができず、どうにか自分の現場の経験があることを武器に研究をすることにこだわっていた。しかし、それも誤魔化しきれない程に、少しずつ少しずつ限界が来ていたし、自

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    matsumoto_r 2019/03/27
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  • ユビキタスデータセンターOSの文脈におけるコンテナ実行環境の分類 - 人間とウェブの未来

    前回のエントリでは,分散型データセンターOSの背景と概要について述べた. hb.matsumoto-r.jp エントリでは,さくらインターネット研究所としてのフォーカス領域に基づいて、分散型データセンターOSからさらに踏み込んだ、ユビキタスデータセンター(命名 id:y_uuki )としての目的と解釈を紹介し,その文脈で,各社研究開発しているコンテナ実行環境,すなわち,コンテナランタイムにおけるOCIランタイム(Low-Level runtime)がどのように分類できるかを具体的に整理する. ユビキタスデータセンターOSとは ユビキタスデータセンターOSの役割 コンテナ実行環境とは コンテナ実行環境の分類 プロセス型 サンドボックス型 ユニカーネル型 microVM型 VM型 リアクティブ性の高いコンテナ実行環境の必要性 まとめ 大規模なデータセンターを建設し,ハードウェアリソースを集約

    ユビキタスデータセンターOSの文脈におけるコンテナ実行環境の分類 - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2019/02/08
    これから更にコンピュータが生活に溶け込み、データセンターですらこれまでにない分散が進む中で、コンテナのOCIランタイムは何にみなせるかについて整理した上で考察しました
  • 分散型データセンターOSとリアクティブ性を持つコンテナ実行基盤技術のこれから - 人間とウェブの未来

    エントリはさくらインターネットアドベントカレンダー2018の12月25日の記事です。メリークリスマス!!!!! 12月24日は、echizenya yotaさんの「さくらインターネット株式会社の田中邦裕社長からクリスマスプレゼントをもらう方法」でした。 ということで、今日は @matsumotory が 「分散型データセンターOSとリアクティブ性を持つコンテナ実行基盤技術のこれから」について書いてみようと思います。 現状のgVisorやFirecrackerをはじめとするコンテナ実行基盤技術の公開に伴って、個人としてはこれからますます分散型データセンターOSのような基盤と、その上で実行されるリアクティブ性を持つコンテナ実行環境が重要になってくる時代がはじまるように思っています。 今日は、そのあたりについての自分の考えと、その流れを見据えて現在開発しているミドルウェアを2つ紹介したいと思い

    分散型データセンターOSとリアクティブ性を持つコンテナ実行基盤技術のこれから - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2018/12/25
    さくらインターネット研究所のまつもとりーとして、これからのやっていきについて書いた
  • 人生で自分が乗るべきたったひとつの電車 - 人間とウェブの未来

    自分がこれまでの人生で、自分では予期できないけれど、そのおかげで人生が大きく変わり今の自分がある、そして今もなおその流れに乗り続けられている、そんな「たったひとつの乗るべき電車」とはなんだっただろうか。 今月で自分は35歳になるわけだが、なんとなく自分の人生の折返し地点間近に来ているという感覚がある。 そこで、まだまだ35年という短い人生でありながらも、そこそこの今の自分がある、そのために自分が乗るべきだった「たったひとつの電車」について振り返ってみた。 小学3年生から漠然と中学受験の勉強の波に飲まれ、右も左もわからないまま、気がついたら大学に来ていたように思える。 その過程では、自分が乗るべき電車があったかどうかすら気がついていなかっただろうし、ひょっとすると何度か電車が来ていたかもしれないが、そのことすら気づかずボーッとしていたように思える。 ただ周りが勉強するから、親が勉強を促してく

    人生で自分が乗るべきたったひとつの電車 - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2018/12/12
    わたくしの2018年振り返りはこちらです
  • 「FastContainerをメール基盤へ適用 - 精緻に制御可能な恒常性のある高集積マルチアカウント型のメール基盤」の予稿を公開します - 人間とウェブの未来

    第3回 Web System Architecture 研究会で登壇してきました。その予稿とスライドを公開します。 今回も大変おもしろい発表ばかりで、発表15分議論15分という研究会ですが、大体議論が盛り上がって議論30分になったりしていました。各発表もそこからさらに洗練されたり新しいアイデアが生まれたりしてとても良い創発ですね。そして最も大切なのはそれを楽しんでいることだと思えました。これからもそういう気持ちを忘れずに、思考を深めていきながら汎用化することに挑戦することを皆で継続していけたら良いなと思っていますし、何より新しく参加したいと思った方が、障壁なく参加できるように活動していきたいと考えています。 websystemarchitecture.hatenablog.jp 以下、予稿です。 共著 概要 1. はじめに 2. 高集積マルチアカウント型のメールシステムの流量制御の課題 2

    「FastContainerをメール基盤へ適用 - 精緻に制御可能な恒常性のある高集積マルチアカウント型のメール基盤」の予稿を公開します - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2018/11/19
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  • GMOペパボ株式会社を退職しました - 人間とウェブの未来

    日、2018年9月28日が最終出社日でした。正式には10月末をもって、チーフエンジニアとして務めたGMOペパボ株式会社、また、主席研究員として務めたペパボ研究所を退職します。 現職には2015年4月に入社後、実際には入社前から関わりがあったため、それも含めると約4年間、当に様々な取り組みを行ってきました。チーフエンジニア兼主席研究員として取り組んできた仕事の中で、社外にアウトプットして伝えてきたこと以外の、より社内業務的な内容はなかなか言語化する機会がなかったので、それらを振り返りつつ、転職に至った経緯をお話ししてみます。 2015年入社当時のペパボ福岡の雰囲気は今でもよく覚えており、良くも悪くも様々なところで血気盛んなメンバーによる争いの絶えない雰囲気がありました。 レンタルサーバ、所謂ホスティングサービスという歴史あるサービスを運営していることもあり「Webサービスに関する知見やア

    GMOペパボ株式会社を退職しました - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2018/09/29
    皆さま大変お世話になりました。これまでとこれからについて書きました。
  • エンジニアでもある僕が国際会議で発表して思ったこと - 人間とウェブの未来

    2018年7月23日から5日間に渡って開催された、COMPSAC 2018(The 42nd IEEE International Conference on Computers, Software & Applications Staying Smarter in a Smarting World)において併設で開催されたADMNET 2018(The 6th IEEE International COMPSAC Workshop on Architecture, Design, Deployment and Management of Networks and Applications)で、研究発表をしてきました。研究内容については、以下の研究所のブログに書いていますので、エントリでは自分の思いを中心に述べたいと思います。 rand.pepabo.com 僕はこれまで何度か大学時代に

    エンジニアでもある僕が国際会議で発表して思ったこと - 人間とウェブの未来
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    matsumoto_r 2018/07/27
    先週行ってきました。感想はこちら
  • マルチプロセッサのタスクスケジューリングに基づいたWebシステムにおけるコンテナのハードウェアスケジューリングのシミュレーション構想 - 人間とウェブの未来

    データフローグラフ(タスクの依存関係をグラフ化したもの。タスクは処理の特性等の違いもある)をいかに効率良くマルチコアCPUにタスクスケジューリングするかという研究がある。マルチプロセッサシステムのタスクの割り当てとスケジューリングはTASとも呼ばれる。 効率的なTASを実現するための研究開発において、例えば任意のデータフローグラフがあった場合に、自分たちが考えたTASアルゴリズムに対してデータフローグラフを流し込んだ結果、CPUコアに適切にタスクスケジューリングできて従来のアルゴリズムよりも速く処理ができた、電力の面で効率よく処理ができた、といったシミュレーションと定量評価を手元で行うことが多い。 また、CPUコアの特性の違いも含めて適切にスケジューリングするヘテロジーニアスコアに最適なスケジューリングアルゴリズムの研究もある。 この考え方をWebシステムに当てはめると、例えばコンテナの再

    マルチプロセッサのタスクスケジューリングに基づいたWebシステムにおけるコンテナのハードウェアスケジューリングのシミュレーション構想 - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2018/07/18
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  • DevOpsの文脈でのDevelopment ResearchすなわちDevResについて - 人間とウェブの未来

    DevOpsについては多くが語られてきました。一方で、開発者と研究者の関係をDevOpsの文脈、いわゆる、Development ResearchすなわちDevResとしたときの関係性についてはあまり語られていません。これからの企業、ひいては、社会における開発者と研究者のあり方についてはDevOpsという名の元に解決しようとされてきたことの多くがまた繰り返されるように思えます。むしろ、DevOpsとして取り組んできた歴史よりも、技術者と研究者との関係性やその分断は、古くから続く課題といえるかもしれません。 これまで技術者と研究者という観点で述べてきたこと 実際に、僕はペパボ研究所という研究開発組織の主席研究員、エンジニア組織のチーフエンジニアとして、いわゆるDevResに近い取り組みをここ2年程行ってきました。その取り組みの中で、徐々にDevResにおける大切なことが明確になってきたように

    DevOpsの文脈でのDevelopment ResearchすなわちDevResについて - 人間とウェブの未来
    matsumoto_r
    matsumoto_r 2018/06/26
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