Microsoftとワシントン大学が、人工DNAの形でデータを記述することに成功しました。これにより、IT用語の「ウイルス」が、本来の生物学的な意味を取り戻す日が遠からずやってくるかもしれません。 「ウイルス」という用語の由来を覚えていますか?そうです、ITセキュリティの専門家は、生物学上のウイルスにちなんで、自身のコードを他のオブジェクトに挿入して自己複製、増殖するコンピュータープログラムに名前をつけました。 このIT用語がもともとの意味を取り戻すのも、そう遠くないでしょう。Microsoftとワシントン大学は、約200 MBのデータを合成DNAの形で記述することに成功しました(英語記事)。データストレージの開発における、新たな一歩です。 それと、生物学的なウイルスとはどういう関係があるのか?かなり直接的に関係があります。生物学上のウイルスは、自身の遺伝情報を感染先の生命体のDNAに挿入