SLP(システマティックレイアウトプランニング)は1961年にリチャード・ミューサー(1913年 - 2014年)が考案した戦略的に工場のレイアウト配置を決定する手法です。以下の手順で、工場のレイアウト配置を決定していきます。順に見ていきましょう。 ①P-Q分析 まず何を(Product)、どれだけ(Quantity)生産するのかを明確にするため、P-Q分析を行います。製品(Product)を横軸に、生産量(Quantity)を縦軸にして、大量生産するもの、少ししか作らないもの、その中間のもの、という形で製品を分類します。一般的に、大量生産するものは製品別レイアウト、中間のものはグループ別レイアウト、少数生産のものは機能別レイアウトとなります。 図1:P-Q分析の例 製品別レイアウト 製品別レイアウトはフローショップ型レイアウトともよばれ、少品種大量生産に向くレイアウトです。製品の製造の流