中原「将来は、どうするの?」 学生「うーん、やっぱ、コンサルですかね?」 中原「ふーん。なんで?」 学生「スキル身につきそうだし、お給料もね、いいですし」 中原「何やりたいの?」 学生「えっ?」 中原「誰の、どんな課題を解決したいの?」 学生「とくに、業界はないんですけど」 ・ ・ ・ きょうび、大学教員などをやっておりますと、こんな会話を、一年で、3000回くらい経験することになります。少なくとも、僕の場合は。 就職希望で、一定の人気をもっているのは、たぶん?コンサル? やや戯画的に描き出しましたが、コンサル希望の学生との会話は、たいてい、こんな風に進みます。 学生がコンサルにもっているイメージは「スキルがつきそう」「給料が高そう」ということ。 その反面、コンサルティングの眼目である「誰の、どんな課題を解決したいのか?」に関してもっているイメージは、かなり曖昧な印象を持ちます。 というこ