警察庁の調べによると、平成29年末時点のデータでは日本国内には171の暴走族グループが存在しているといいますが、以前と比べてグループ数は大幅に減少しました。 かつて暴走族が乗っていたクルマとは?(10枚) また、暴走族の構成員は最盛期の約8分の1となる5000人程度まで減少したといいます。いったい、なぜ暴走族は激減したのでしょうか。 警察白書によると、昭和40年代終わりからモータリゼーション、マイカーブームとともに暴走行為をおこなう若者たちが増え始めたといいます。 昭和50年代前半には、集団で暴走行為をする「蝟集(いしゅう)走行」が、日本全国で年間4000回近くおこなわれ、最高でのべ30万人近くが集団走行に参加したという記録が残っています。 暴走族の構成員数が最高となったのは、昭和56年の4万629人。そして、このときを頂点に徐々に減少していきます。 減少の理由はさまざまありますが、第一に