「飲んだくれた状態で、帰りの車に乗り込んで、酔っ払いの醜態を晒してしまったと。それから、その後も、正直どのように私の気持ちを伝えたらいいかも分からなかったわけなんですが、その間ずっと、今日に至るまで、苦しい辛い思いをさせてしまいました。本当に申し訳ございませんでした」 小誌が入手した音声データには、ひとりの男が自身の行動について深く恥じ入るように謝罪する様子が、約1時間半にわたって収められていた。声の主は、立憲民主党の重徳和彦衆院議員(52)。一体、彼はなぜ、ひたすらに謝り続けているのか――。 「直諫の会」の記者会見 ©時事通信社 党勢低迷が続く立憲民主党において、重徳氏が注目を浴びたのは今年9月のこと。党の中堅・若手でつくるグループ「直諫(ちょっかん)の会」が記者会見を開き、次の代表選でグループから候補者を擁立すると明言したのだ。 政治部デスクが解説する。 「『直諫の会』の会長を務める重