核兵器廃絶と被爆者援護を訴えて歩く2024年原水爆禁止国民平和大行進が6日、東京都江東区の夢の島、北海道・礼文島、徳島県鳴門市をそれぞれ出発しました。来年の被爆80年に向け核兵器禁止条約参加の日本を求める世論と運動を広げる重要な行進です。夢の島で開かれた東京―広島コースの出発集会には被爆者ら600人が参加し、広島に向かって元気よく歩き始めました。 出発集会で、原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会共同代表の高草木博さんが主催者あいさつし、「今年の平和行進は、核大国に対しても、米国の『核の傘』のもとで戦争準備の大軍拡を進める岸田政権の政治にも、はっきりと『ノー』を突きつける、大変重要な国民的行進です」と強調しました。 連帯あいさつした第五福竜丸平和協会代表理事の奥山修平さんは、ビキニ被災70年にあたり「70年間ずっと反核の思いを継続されてきたみなさま方に心から敬意を表したい」と話しました。