そんな同社の代表取締役である山口征浩氏は、自身のキャリアを「こじらせ系」と称する。紆余曲折、かなり異端な道のりを歩んできた。 大学は中退。アルバイトで働きはじめた会社にて社長に就任(2003年当時、最年少で上場企業社長となった)。その座を退き、選択したのはアメリカ留学。帰国後に見つけた人生のテーマが、テクノロジーによって「超能力と魔法を使える社会を実現する」というものだった。 普段、メディアに積極的には出ない控えめな開発者タイプ。そんな彼が一度口を開くとユニークな価値観・仕事観が余すことなく語られた。見えてきたのは、これからの時代をサバイブする上で欠かせない、自ら貪欲に機会を創り出していく姿勢だった。 [プロフィール]山口征浩/株式会社Psychic VR Lab CEO 2000年、同志社大学理工学部中退。同年にデータセキュリティ製品を開発する『イーディーコントライブ』にアルバイトとして