SAVEPOINT、ROLLBACK TO SAVEPOINT および RELEASE SAVEPOINT ステートメント
SAVEPOINT、ROLLBACK TO SAVEPOINT および RELEASE SAVEPOINT ステートメント
今、自分が所属している会社では、いわゆるフルサイクルなアプリケーションエンジニアがほとんどで、SRE のような、システムを運用改善することを専門にするメンバーは居ません。一方でそれなりにプロダクトの数は多く、各種ミドルウェアの運用で困っているのを見かけることがあります。 色々な人が似た問題に悩むのはもったいないので、「MySQL を運用したことがある人からすると、こういう考え方をする」という風な目線で勉強会を行いました。せっかくなので社内の情報を抜いたうえで公開します(同じようなことを色々な場所で言っていて、その都度作り直しているから……というのもあります)。 speakerdeck.com ちなみに DB のどこで悩むかはだいぶ業界ドメインに左右されると思っています(それはそう)。ゲーム業界なんかは、激しくスパイクするワークロードな上にミスったときの機会損失が激しいので、シャーディングを
データベースとテーブルの作成 テスト用のデータベースtestdbを作成し、パフォーマンスチューニングを検証するためのcompanyおよびpersonテーブルを定義します。 CREATE DATABASE testdb; USE testdb; CREATE TABLE company ( company_id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, company_name VARCHAR(255) NOT NULL, created_at TIMESTAMP DEFAULT CURRENT_TIMESTAMP ); CREATE TABLE person ( person_id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY, company_id INT, person_name VARCHAR(255) NOT NULL, email VARCH
はじめに こんにちは、令和トラベルでバックエンドエンジニアをしている飯沼です。 MySQLでは、UUID (v4)などのランダム性の高いIDをプライマリキーに設定すると、パフォーマンスが低下すると言われています。私自身もこの問題については認識しておりアンチパターンとして避けて来ましたが、イマイチ理由を理解できず何度も調べていたので自分の理解を整理しました。 ※ この記事は令和トラベルのTech LT会で共有した内容を記事にしたものです。社外の方にもご参加いただけるTech LT会は connpass にて告知しています。 UUIDをプライマリキーにするユースケース そもそもUUIDをプライマリキーにするユースケースはどのようなものがあるのでしょうか? いくつかの観点から考えてみます。 パフォーマンス観点 大量の同時書き込みが発生するような状況でauto incrementを利用してIDを発
新規開発の設計支援や古いコードベースを甦らせて欲しいという相談をもらったときに、最初にちょろっとコードだけお手本的なコードを書いてから引き渡しているのだが、そのときに必ず結合テストを書くようにしている。 3, 4年前から僕と付き合いがある人からすると、 「「「あの sadnessOjisan がテストを書くだと!!!」」」 という感じだと思うのだが、最近はテストに思うところもあってちゃんと書いている。 そしてそのテストコードだが、基本的にはアプリケーションから分離して書いている。その話をしたい。 OGP OGP は野方ホープで海苔が分離されて出てきた時の画像だ。 アプリケーションから分離したテストとはどういうことか 最終的にはテスト対象のサーバーを Docker コンテナで固めて、そのコンテナに対して HTTP リクエストを投げてその結果や DB の中身を検証するコンテナを docker
1.はじめに RDBでの階層構造の関係を持つデータを扱う上で、 効率的なデータの持ち方や抽出方法について検証を行っています。 結論から先に 階層構造を扱う方法として下記の種類があります。 隣接リスト 経路列挙 入れ子集合 閉包テーブル 再帰クエリ(WITH RECURSIVE)を使うと階層データを扱う上でのパフォーマンスが得られます。 検索性、更新量、データ量など加味すると隣接リストで再帰クエリを用いるのがよさそう。 2.階層構造を持つデータの概要 階層構造を持つデータとは 複数の要素(データ)が親子関係で結びついている構造を持つデータ 1つの要素が複数の要素の親になることができ、 また、1つの要素が複数の子要素を持つこともあります。 ある要素を親として、細分化された子要素であったり、 類似する要素を抽象化したものを親要素とするようなデータ。 階層構造を持つデータの例 組織における事業部、
LINEで働くエンジニアが、各職種別に日々の業務内容や開発体制、働く環境、今後の展望などについて話す「LINE 新卒採用 技術職 コース別説明会」。ここでデータベース室の北川氏が登壇。データベース室の主な業務、現在の課題と取り組みについて話します。 データベース室の構成 北川健太郎氏(以下、北川):データベース室の発表をします。MySQL1チームでマネージャーをしています。北川といいます。よろしくお願いします。 データベース室ですが、先ほど説明があったとおり、IT Service Centerの下にVerda室、システム室、ネットワーク室と同様にデータベース室があります。 データベース室の中はそれぞれ担当するソリューションごとにチームが分かれていて、MySQL1チーム、MySQL2チーム、MongoDBチーム、HBaseチームというかたちで分かれています。 MySQL1チームとMySQL2
クライアント先の社内ポエムだけど必要になることがあったので転記した。 @nekoya さんにお願いしたらそちらも公開してくれた。:圧倒的感謝: @nekoya さんの話がとても良かったので僕もポエムを書いてみる。 zenn.dev 僕もその昔はもちろん駆け出しのエンジニアで自信が無くて自分を低く見積もったり、ある程度自信があっても 謙虚であることが美徳 と思って自分を敢えて卑下するなんてことをよくやっていた。 脳ある鷹は爪を隠す、なんていうけど確かに周囲に低能力だと思われていたほうが便利なシーンもあるにはある。 しかし少なくとも社会で働く上で 自分の能力を適切に評価する ことは自分にとっても会社にとっても重要なことだ。 その前提の上で、自分を過小に評価することは、あなたの仕事の成果に対して高評価し、認めてくれている人たちにとっては裏切り行為と言える。 例えばとても良い仕事をしたのにも関わら
大量のデータをINSERTする場面があってなんとか高速化できないかと思って、 以下の手法を比較してみた。 1件ずつINSERTする トランザクションを使用する 1クエリでまとめてINSERTする テスト環境は以下の通り。 MySQL 5.1 テーブルはInnoDB、AUTO_INCREMENT付き(innodb_autoinc_lock_mode=1) PHP 5.3.6 1000件、3000件、5000件、10000件と件数を増やしながらそれぞれ5回ずつ試行して平均を取っている。 使用したコードは最後に。 結果 手法 1,000件 3,000件 5,000件 10,000件 1件ずつINSERTする
環境 NestJS 7.0.7 nestjs/typeorm 7.0.0 typeorm 0.2.25 factory.ts 0.5.1 やりたいこと/やること DB層にアクセスする処理(SQL)を、実際のデータを使ってテストする。 factory.tsを使ってオブジェクトを生成し、事前にDBにsaveすることにより、テストデータを用意する。 各テストが独立して動作するように、テスト毎にテーブルを空にする。 factory.tsを選んだ理由 typeorm-fixturesも存在し、2020/4時点でこちらの方がStar数も多く(factory.tsの120に対して221)、最終更新日も最近だったが(2019/12に対して2020/4)、以下の理由でfactory.tsを使うことにした。 factory と fixture の比較で、factory が好みだった(テスト毎に独立したデータを
CREATE INDEX idx_sex ON user (sex) USING BTREE; CREATE INDEX idx_pref ON user (prefecture_id) USING BTREE; DELIMITER // /******************************************************************************* * ランダムで性別を返す関数 * 割合は男性が98%、女性が2%という想定。 * ******************************************************************************/ SELECT 'create function v3_func_get_sex' as 'progress'// DROP FUNCTION IF EXIS
mysqlの可変長文字列を扱う、varchar型とtext型の違いの話。 古い情報が混在していたので、ちょっと整理してメモ。 myisamの頃の話 sizeが違う 行の中身がdataか(varchar)、dataへのポインタか(text) 参照挟むので、performanceの違いがあった(varcharが早い) 今 net でぐぐって、ひっかかる情報の大半がこの話。 最近のinnodbの話 最大sizeは一緒。64kb(但し、TINYTEXT型、MEDIUMTEXT型、LONGTEXT型は名前の通り違う) varcharもtextも、中身は同じ仕組み(BLOB field / off page column) 行にdata入れるのも、外部(overflow page)への参照にするのも、行フォーマット次第(row format) 5.6で行formatのdefault は COMPACT
LINE株式会社は、2023年10月1日にLINEヤフー株式会社になりました。LINEヤフー株式会社の新しいブログはこちらです。 LINEヤフー Tech Blog LINEで働くエンジニアに色々と話を聞いていく「LINE Engineer Insights」。LINEの技術組織で働く人々に、何を重視して技術者としてのキャリアを歩んでいるのか、今LINEで何に取り組んでいるのか、今後実現していきたいことなどを聞いていきます。 今回登場するのは、MySQLエキスパートとして広く名を知られる田中翼(@yoku0825) 。日本人として3人目のMySQL分野のOracle ACEであり、2015年には「default_password_lifetime」の功績でMySQL 5.7 Community Contributor Awardに選出された田中は、2021年6月よりLINEのITSC DB
Do You Really Need Redis? How to Get Away with Just PostgreSQL There’s a tried-and-true architecture that I’ve seen many times for supporting your web services and applications: PostgreSQL for data storage Redis for coordinating background job queues (and some limited atomic operations) Redis is fantastic, but what if I told you that its most common use cases for this stack could actually be achie
はじめに SQLアンチパターンという本を読んでいたら、再帰的なデータに対して『閉包テーブル(Closure Table)』という考え方があっったので、MySQL 5.6 で試してみました。 再帰的なデータとは、例えば上司を1人までもつことができ、部下は複数持つことができる、下記の組織図のようなツリー構造のデータのことを指します。 テーブル作成 それでは早速テーブルを作成してみましょう。 CREATE TABLE `Employees` ( `id` bigint(20) NOT NULL AUTO_INCREMENT, `name` varchar(255) NOT NULL, PRIMARY KEY (`id`) ) ENGINE=InnoDB DEFAULT CHARSET=utf8; CREATE TABLE `TreePaths` ( `ancestor` bigint(20) N
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く