キャリア設計で大切なのは「戦略的に浪費する」感覚を持つこと 山口周氏×糸井重里氏らが語る、人生や仕事の選び方
子供のころの方が、圧倒的につらかった。 教室に閉じ込められて、面白くもない話を延々と聞かされる。 勉強をするだけなら自分で教科書を読んだほうが早いのに、それを許してもらえない。 社会性を身に付けるために学校へ行くんだって言うけど、腕力の弱い人は一方的に虐げられるのが社会っていうものなんだろうか。 殴られたり、持ち物を捨てられたり、ひどい言葉を浴びせられたりしても、大人はもっと大変なんだと思って耐えてた。 きっといつか私のこころに限界が来て、耐えられなくなるから、そのときが来たら幕を閉じてしまえばいいと思っていた。 でも案外、私のこころは早いうちに麻痺してしまって、その程度の痛みには何とも思わないようになった。 高校、大学、大学院と進学するにつれて、私を攻撃する人は誰も居なくなった。 就職後のことはとても不安だったけど、実際就職してみれば何事もなくて拍子抜けした。 「私の考え」を批判する人は
「貧しい家庭の子供は大学進学率が低い。親の貧困が教育格差を通して連鎖する!」って主張してる人に、 「で、あなたが大学で学んだことで、今、いちばん役立っていることは何ですか?」って聞くと、 返ってくるのは、「それって授業料の対価として得られたものじゃないですよね?」みたいな答えが多い。 大学時代にスポーツクラブやサークル、NPO などの課外活動で学んだとか、 大学時代にアルバイトで学んだとか、 大学時代に起業して学んだとか、 大学時代に海外を放浪して学んだとか、 大学時代にたくさん本を読んで学んだとか、 そんなんばっかりで、 「いやそーじゃなくて、大学に授業料を払うことでしか手に入らないもので、人生でめっちゃ役立ってることは何なんですか?」って聞き直すと、 「えっ? えー、えーっと」みたいになったりする。 別に NPO もスポーツもサークルも放浪も起業もアルバイトも読書も、大学なんか行かなく
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