前置きのような何か いいタイトルが思いつかなかった。「FLOSS翻訳に関して、翻訳サイトの結果をそのまま利用するといいことなんてない」とか書いてもよかったんだけど。 僕は鍵アカでTwitterやってるので(粘着を避けるため)、別に表に書いてもいいネタを出しておく。それにいたる経緯というのはいくやさんのブログで書いてあるのでご参考にしてください。(そのタイトルが、「Web翻訳の結果をオープンソースソフトウェア(OSS)の翻訳に突っ込んではいけませんという話」です) 僕も毎日うぶんつのあのMLを追っていないので、あとからアーカイブを見た次第。 https://lists.ubuntu.com/archives/ubuntu-translators/2017-February/thread.html えっと英語でびびるかもしれませんが。ゆっくり読めばなんとかなります。 ツイッターまとめ たぶんこ
オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。 最近TransifexとかLaunchpad (のRosetta)とかPootleなどなどを採用し、オープンソースソフトウェア(OSS/FLOSS)の翻訳がWebでできるようになっています。 同時にWebの翻訳サービスも多数存在し、どんどん精度が上がってきています。 ではWeb翻訳の結果をOSS翻訳に突っ込めばいいのではないかというと、それは違います。Web翻訳にも当然利用規約があり、そのようなことは禁止されてることが多いです。世の中すべてのサービスのライセンスを確認するのは不可能ですが、概ねその傾向にあるのは事実でしょう。具体的にはExcite翻訳の利用規約だと第6条で明記されています。 OSSの翻訳にするということは、そのOSSのライセンスに従うということで、それは > 私的利
by tapaponga WordやExcelといったオフィスソフトウェアを束ねたもの(オフィススイート)といえばMicrosoft Officeが広く知られていますが、無料のオフィススイートとしてLibreOfficeなどが存在しているので、必ずしも有料のものを使用する必要はありません。実際に導入している官公庁や企業もあるのですが、その中の1つであるミュンヘン市では「不具合が多い」ということで有料のオフィススイートに戻す動きがあり、LibreOfficeの開発元である非営利団体「The Document Foundation」が反論を公式サイト上で公開しています。 Statement by The Document Foundation about the upcoming discussion at the City of Munich to step back to Windows
テクノロジーは貧困を救わない 作者: 外山健太郎,松本裕出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2016/11/22メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 外山健太郎さんという、日本人名の方が著者だったので最初日本語の本と思い読み始めたのだが、文章に違和感を覚え表紙をよくみたら翻訳本だった。だからどうだという話ではないのだが、本書はマイクロソフト・リサーチ社でインドを筆頭とした貧困地域のためにテクノロジーを活用する仕事を行っていた著者による、体験記である。 インドはITの超大国とは言われるものの、その能力を持っているのは僅かな人々に過ぎず多くの人(8億人)は1日2ドル未満で暮らしている。能力格差、収入の格差、だいぶ前に廃止されたはずのカースト制度の影響も依然として残っている。IT技術の習得による、就職先も国内に存在している。著者を含むプロジェクトチームは、教育の現場にIT
これは Why the World Needs OpenStreetMapの翻訳です。 License: CC BY-SA 3.0 Unported 私が誰かにOpenStreetMapの話をすると、必ずこの質問をされます。 "なんでGoogle Mapsを使わないの?" 現実的な観点からゆけば、これはとても理にかなった質問です。ただ突き詰めて考えると、この問題は現実的な観点の問題ではなく、私たちがどのような社会で生きたいか、という点に集約されます。私がこのトピックを最初に切り出したのは、2008年にワシントンD.C.で開かれたOpenStreetMapの会合でした。今回もコンセプトは変わっていませんが、そのときからさらに話を広げてみたいと思います。 1800年代、人々は時間との戦いを繰り広げていました。それは時間がどのくらい使えるのか、という意味でも、そもそも時間とは何か、という意味にお
2013-11-15 国内テック系メディアは元記事を読まないのか? 11月11日ポッキーの日、僕が書いた記事「iPad Air炎上報道とマンU香川移籍報道にみる、ひとつの共通点」について、少し付け足しておきたい。 記事の内容は、誤報の連鎖について取り上げたもの。 オーストラリアでiPadの炎上事件が発生したのだが、最初に事件を取り上げたメディアでは「iPad」が燃えたとしか書かれていなかったのに、それが他のメディアに取り上げられていく過程で最新機種である「iPad Air」が燃えたという記事に伝言ゲーム的に変化していき、それが国内ブログメディアでもそのまま報じられたことについて、簡単に分析したものだ。 一本記事を書いたし、もういいかなと思っていたのだが、昨日と今日で新しい記事が出ていたので、まだほとんど誰も読まないであろうこのブログで思うところを書いておきたい。 WIRED→産経など大手メ
あけましておめでとうございます。21世紀が始まって干支が一巡してしまいました。「ITエンジニアは英語を学ぶべきか」という問いに、今さら「ノー」と答えるヒトは少数派でしょう。答えはもちろんイエスです。ただ、問題は「どの程度?」ということです。 程度問題なので、以下の2つは極論として却下しましょう。 英語なんてできなくてもコードで話せるから不要(不要論) 英語ができないと、もはや技術について行けない(終末論) 英語なんてできなくてもいいと開き直るのも1つの戦略です。誰もが認めるぐらいの技術力があるなら、それもいいでしょう。外国語は習得コストが高いので、「選択と集中」だと考えて、きっぱりと英語を諦めるのも1つの見識だと思います。「できない」と言ったって、実は通じる英語を書くぐらいはできたりするわけです。ただ、これを一般論として「英語なんてできなくてもエンジニアはコードで話せるから不要」というのは
語彙学習を最適化するために、自分のレベルにあった文章を探すにはどうすればいいのだろう? 自分の語彙数は、 「語彙数推定テスト」( NTTコミュニケーション科学基礎研究所) http://www.kecl.ntt.co.jp/icl/lirg/resources/goitokusei/goi-test.html 語彙推定テスト で分かった。 それから語彙を増やすには読書が一番ということ、それも分からない言葉だらけのものより、出てくるほとんどの言葉は分かるが、その中に少しだけ知らない単語が入っているようなものを読むのがもっとも学習効率がよいらしいことも できる子はできない子の4.6倍のボキャブラリーがあるー日本語の語彙の測る/増やす方法 読書猿Classic: between / beyond readers で触れた。 あとは自分のレベルに合ったものを読むだけなのだが、今日はそれに役立つウェ
アマゾンの『スティーブ・ジョブズ II』のカスタマーレビューに、古本一番堂という方から、訳に対する疑問点が列挙されていました。 なお翻訳については突貫工事であったことを考慮してもあまりほめられたものではない。以下、気づいた箇所のごく一部を挙げる。 とのことで、全部で16点の指摘がありましたので、それぞれについて、簡単にコメントしたいと思います。なお、結果として、指摘どおりでなにがしかのミスがあり要修正なところが4点、あと、指摘そのものではありませんがこれを契機に見直したところ改良の余地ありでせっかくならと直すところが4点、残り8点はさまざまな理由から私としてはいまのママにすべきだと思いました。 この段階にきて直すべきと思ったところがなんだかんだでこれだけあるというのは、私としては多いなぁという印象です(『スティーブ・ジョブズ』が全2巻で通常の3冊分くらいある分厚い書籍だとはいえ)。6年前の
Unixを使っていると,/usr が全然ユーザー用じゃなくどう見てもシステムのための物だったり,/etc が事実上設定ファイル置き場となっていたり,/var がログファイル置き場となっていたりと,名が体を現していなくて奇妙な感覚を覚える.もっと分かりやすい名前の付け方があったんじゃないかと,Unixユーザーならば誰もが思うはずだが,これに対する解答がredditに投稿されており,その内容が非常に面白かったので,軽く翻訳してみた. Anyone know why /var and /etc weren't named something like /etc and /cfg? http://ja.reddit.com/r/linux/comments/cpisy/anyone_know_why_var_and_etc_werent_named/c0ua3mo 昔々,システム7が使われていてU
■ 私の翻訳のやり方 秋から半年かけて2冊の本の翻訳をしたので、そのやり方をまとめて書いてみる。翻訳本の宣伝はまた後日。 1. テキストデータ化する まずは何はともあれテキストデータにする。 私は、テキストエディタと電子辞書を使って翻訳しているので、 テキストデータがなければ作業ができない。あまりよくない気もするけど、仕方ない。 元の原稿が最初からテキストデータであれば問題ないが、その他のフォーマットだと変換しなくてはいけない。HTMLなら簡単にできる。物理的な紙(原書)なら、OCRするのかなあ。よく知らないが、たぶんそうだろう。よくあるのがPDFで、割と面倒なのもPDFだ。PDFからテキストを抽出するツールはいろいろあるが、ちゃんと正確に抽出できるものは、たぶんない。そこそこうまくいくツールでも、アポストロフィーとかハイフネーションの扱いがうまくできない。が、抽出することが主な目的ではな
Facebook Retargeting, due casi di successo - Adworld Experience 2016Michael Vittori
Apprenticeship Patterns: Guidance for the Aspiring Software Craftsman 作者: David H. Hoover出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc発売日: 2009/10/21メディア: ペーパーバック 作業は一部残っていますが、昨年の11月から始めた『Apprenticeship Patterns』の翻訳作業がほぼ終わりました。実際に、出版されるまでもう少し時間がかかるかとは思います。 翻訳作業では、翻訳を校正する作業を通して、結果的にその本を何度も読み返すことになります。そのため、通勤時間やプライベートな時間も含めて多くの時間を費やすことになり、なかなか新しい本を読んだり、勉強したりできなくなってしまいます。ということで、今朝から以下の書籍を通勤電車の中で読み始めました。
(原題: What Should We Teach New Software Developers? Why? ) 産業界のニーズによりよく応えるために計算機科学教育に対して根本的な変革が必要です。 Bjarne Stroustrup Communications of the ACM Vol. 53 No. 1, Pages 40-42 10.1145/1629175.1629192 日本語訳: 里田 和敏 計算機科学(訳注: Computer Science = CS )はソフトウェアシステム開発の中心になければいけません。そうでなければ、私たちは各個人の感覚や経験則に頼らざるをえず、挙句に性能も劣り信頼性も劣るシステムを不必要に高いコストをかけて開発し保守することになってしまいます。私たちは産業界での実業務の改善を考慮に入れるよう、教育における変革を必要としています。 問題 多くのと
日本人が英語が出来ない、というのは、実は世界中でネタにされている、ということが意外と知られていないらしい。 ということが、おとといTwitterで英語ネタで盛り上がったときにわかった。 英語がちょっと出来るだけで、海外で、 「日本人でこんなに英語で話せる人、初めて見ました」 「日本人にしては英語すごい上手ですね」 と驚かれるひとは世の中には多い、ということで経験談が色々Twitterでシェアされた。 私もそうだ。 私、渡米前はTOEFL8回受けても、Speaking22点が最高点でしたから、正直大したことは無い。 押し出しの強い性格だからイイタイコトはちゃんと言えるけど、別に超ぺらぺらなわけではない。 しかし、その(程度の)英語力のせいで、海外で日本人だと思われたことはほとんど無い。 で、日本人だ、というと、「えー、でも移民でしょ?」とか言われる。 アメリカ人が聞けば、訛りがあるので長くア
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