やっと書けた。 「モモ 」を読んで以来、この本にも興味をもちいつか読もうと思っていたところ、職場の人が休憩室で読んでいたのを目撃!いや?ラッキーでした。 どう考えてもおかしいのは資本主義体制化の金融システムではないでしょうか。人間が生きていくことのすべて、つまり個人の価値観から世界像まで、経済活動と結びつかないものはありません。問題の根源はお金にあるのです。(p14) 新番組作成前の取材としてエンデが亡くなる前に行なわれたインタビュー。その際撮った一本のテープをもとに作成された一冊。エンデの言う「お金の問題の根源」とは何なのか。現代貨幣の問題を通して語られるのは「減価するお金」「老化するお金」。 「モモ」の物語の背景に、このシルビオ・ゲゼルの「減価するお金」と、ルドルフ・シュタイナーの「老化するお金」のアイデアが盛り込まれていたらしい。現代の時間に対する警鐘、モモにはそれ以上のものが描かれ